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『へいちょーおなかすきましたー』

「勝手に食ってろ」

『ねーへいちょーおなかすいちゃいましたー』

「うるせぇ同じこと二回も言うな」

『だっておなかすいちゃったんですもん…』

「雑草でも食ってろ」

『え、酷くないですか?こんなに可愛い可愛いナマエちゃんに雑草を食べろだなんて』

「どこに可愛いやつがいるんだ」

『兵長、あなたの目の前に』

「…」

『え、無視ですか。でも兵長私負けませんよ!』



兵長は本格的に私を無視し出した。なんていう仕打ちだ。こんなにも可愛い可愛い部下を無視するだなんて。まず、お腹空いたのを報告して雑草を食べろだなんて酷いじゃないか。


『へいちょーへいちょーへいちょーへいちょーへいちょー』

「…黙れ」

『だって兵長全然相手してくれないんですもん』

「何でお前の相手をしなくちゃいけない」

『それは兵長が私の事を好きだから?』


まるで汚いものを見るかのような目で私を見ている。でもわりとあんな目付きな気もしないようなするようなしないような。いや、やっぱするな。
兵長眉間にシワよりまくりですもん。


『へいちょーのおに』

「お前は直ぐ様俺の部屋からでていけ」

『へいちょーのけちー』



なんだかんだ相手をしくれる。

『へいちょーおなかすきました』


end.


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