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およそ76時間前、私は恋をしていたリヴァイ兵長に抱かれた
きっとただの性欲処理の役にでも選ばれただけで、これは愛なんかじゃない。そう思いながら抱かれた。

そうするとやけに冷静になれて兵長やたらおっぱい触ってくんな。とか兵長おっぱい好きなのかなとか。ああまたおっぱいか、兵長まじでおっぱい好きだなんて考えた。

だけど口を噛み締めるように無表情で性欲を処理する兵長はそれでもかっこいいなんて思えた。



だけど、いざ抱かれたあと兵長は少し自身無さげな顔をしながらこう言ったの

「ナマエ、お前のせいだ。俺はお前のことがどうやら好きみてぇだ」

これって愛の告白?
告白?告白だよね
告白でいいんだよね?告白だよね
頭の中で何回も自問自答を繰り返して、初めてみた兵長の顔をボーッとしながら見つめた。

どうせだったら抱かれる前に愛の告白されたかったな。少し傷む下腹部あたりをさわりながら考えた



でも言葉足らずな兵長なりの愛の示し方なのかなと兵長からの優しいハグに身を預けながら愛おしさがこみ上げてきた。


のが73時間前のお話で今、私は違う人の腕の中にいる。
ここはとある分隊長のお部屋で、分隊長はセックスしているときもやたら匂いをかぐ。

あまり喋るイメージのない分隊長だけど、意外と甘い言葉に鼓膜に届けてくれて兵長よりもセックスの相性いいし、あーでもあれは性欲処理の穴として使われたと思い込んでいたからもう1回したら違うのかな。ていうかもう1回できるのかなー。


匂いを嗅がれたあと耳たぶをなぶるように舐められてるせいなのか、繋がった下半身のせいなのか快楽が私を飲み込んだ。



少し寝ていたようで、狭い視界の中で分隊長がなにか言っている

「そろそろ時間だから部屋に戻らないと」

『眠いです拒否します』

「だけど、いいのか?」

良くないんでした。


遡ること数時間前、私は分隊長に部屋に自らの足で参り、衣服を脱いで迫った。そう迫ったんです。私から。分隊長は戸惑いながらも受け入れてくれた。
分隊長の自身を手で扱いながら、未だに少し戸惑っている分隊長に話した

「分隊長がどんな風によがるのか見たかったんです」

だなんて言ったら、いっそう分隊長の自身のかたさが増して意外と攻められるの好きみたいでちょっと楽しくなった。

ドアを開くと分隊長は部屋まで一人で戻れるのかと、心配してくれた。

「分隊長、ありがとうございます」

そう言い残して私は分隊長に背伸びをしてキスをした。



翌日私はるんるんでリヴァイ兵長の元に向かった。

リヴァイ兵長は大層機嫌の悪そうな顔をしていて、思わず笑みがこぼれた。


「お前、昨晩どこにいた」

『昨晩?昨晩なら自室にいましたよ?』

「……うそをつくな。昨日ミケのとこに居たじゃなねえか」

『あ、バレてました』


あっさり嘘を明かすと、兵長が悲しそうな目をしていた。
そう、その目が見たかったの。


『兵長、私は兵長のことがだいすきです』

「じゃあなんであいつに抱かれた」

『だって兵長がすきだから。』


当たり前のように答えたら兵長が眉間にシワが寄った。

「話が通じてねぇみたいなんだが。」

『だから、兵長のことがだいすきだから、分隊長のお部屋に行ったんです。分隊長は意外にも甘い言葉をくれてギャップありまくりでしたよ』


悪びれもなく話す私を、その瞬間壁に押さえつけられた。怒りが溢れた瞳が至近距離で私の瞳をみつめている。


『私、こんな風にしか兵長のこと愛せないんです。だめな人間なんです。
兵長心底私を嫌いになりましたよね?』

「―――ッ」


言葉をつまらせた兵長は、そのまま私の唇をふさいだ



あなたの心を苦しめたくて

なあ、ナマエ
どうしたらいい。
心底お前を憎みたいのに、それ以上に興奮している俺がいるんだ

どう責任とるつもりだ。


end.

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