指輪編
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「雪の守護神は今回ザンザス様には該当しないので、必然的に沢田様が勝利しなければそのリングは回収となります」

チェルベッロのうちの1人がルールについて説明する。

「ああ。俺は元からナツくん以外の主に仕える気はないから問題無いよ」

リング戦初日。兄さんが簡単に負けるとは思えないけど、ボンゴレのヴァリアー幹部が相手となれば、やっぱりそれなりのダメージは仕方ないだろう。

「兄さんがここまで苦戦するなんて、流石ヴァリアーってとこか」
「ん?何か言ったかコラ」
「いや、兄さんまた無茶やるなぁって言っただけ。ったく、試合だって時ばっか怪我するから治療費大変だよ」

ナッちゃんに俺が関わってるのを知らせない方が良い、ってリボーンに言われてる以上試合を直接見には行けない。だからこそ終わってから兄さんを見れば酷い怪我だった。
雪の守護者はボスを護る守護者だから、ナッちゃんがボスだと認められない以上、他の守護者に手出しは出来ない。
まぁ、確かにナッちゃん以外命懸けで護る事はしないけど、それにしたってこれは歯痒い。




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