film review

● シェフ 三ッ星フードトラック始めました
カールは創作料理を得意とする老舗レストランのシェフ。有名グルメ批評家ラムジーの来店を控え、新しい料理に挑戦しようとするが、オーナーのリーバにいつもと同じメニューを作るように叱責され、結局ラムジーからひどい批難を浴びる。料理人のプライドはずたずた。
息子からツイッターの使い方を教わり、批評家に汚い言葉をはいた後、彼のフォロワーが一気に増加。全面対決のため改めて創作料理を店に出そうとするが、またもリーバに止められてしまう。おまけにラムジーから逃げ出したと拡散され激怒したカールは食事中のラムジーの元へやってきて暴言を吐きまくる。
この騒ぎのためクビになり、動画がインターネットに投稿されるなどで再就職が厳しくなってしまう。そんな折、元妻のイネズと10歳の息子パーシーでマイアミに旅行に行くことになる…。

おもしろかった〜。

主演の俳優さんが監督脚本も務めているのだそう。しかもアイアンマンの監督。どおりでキャストが豪華なわけだ。ダスティンホフマン、ロバートダウニーJr.、スカーレットヨハンソン、ジョンレグイザモ…肝心の主演の俳優は全然知らない人なんだが、私が知らないだけでちゃんとキャリアがあるし、お芝居もお上手。

マイアミとかカリフォルニアとかアメリカ南部(グーグル先生で調べてみて)が舞台なだけあって、ラテンアメリカな人たちがたくさん出てきて楽しい。ジョンレグイザモって俳優さんもスペイン語はなすし、元妻イネズ役の美人な女優さんもコロンビア出身で劇中もスペイン語喋ってます。音楽もふんだんに使われていていいな〜南部!ホット!スパイシー!という感じ。

鶴井のいちばんの見所は、息子との交流や料理で顧客を喜ばせるシーンではないの。批評家にレストランでめっちゃキレるシーン
なぜか泣いてしまったよ(笑)いやなんて言うか、その後助手のコックが慰めてくれるんだけど、共感するのよ。一部始終の目撃者じゃないですか私たちは。なので共感してしまうんだろうなと思う。

そしてお料理映画なのでとてもジャンクでヒートでファビュラスな食べ物の宝庫過ぎてよだれが止まらない。美味しそうすぎる。鶴井の食生活上絶対あんなの食べたら心筋梗塞とか動脈硬化起こしそうなんだけどまあうまそうなの!ちなみに出てくるのはバター塗ってこんがりトーストしたブレッドにチェダーチーズ挟んだサンドイッチな。ファット(fat:脂肪)ビトイーーン炭水化物。最強。その後もニューオーリンズのドーナツ「ベニエ」、そして食パンではなく、コッペパン型のパンでサンドしたビーフサンドイッチ。ああ…食べてえ。

カールは最初フランス風創作料理っぽいのをレストランで作っていたんだけど、後半になると完全にジャンクフードこそソウルフードなキューバ料理になったね。もともとコックになったのもマイアミが原点らしいし、初心に返ると言うことを暗に示していたのかもしれないね。美味しけりゃなんでもいいのよ。

とりあえず超おもしろいから見たほうがいい。見ないより圧倒的に見た方がいい映画。間違いない。
2017/04/21 22:14

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