結果報告


仕事も終わり、今日の出来事を思い出しながら部屋に帰る。

部屋のドアを開けると、ユーリが待っていたかのように顔を上げる。



「おかえり」

「ただいま!」

「どうだった?初仕事は・・・」

「もぅめちゃくちゃ楽しいよ!」

「そりゃよかった」



ユーリは嬉しそうに笑い、立ち上がる。



「?どっかいくの?」

「どっかって・・・。飯作るんだけど」

「え?まだ食べてないの?」

「まあな」



いいながら、ユーリは台所に向かう。

私はユーリについていき、思ったことをそのまま口にした。



「もしかして私を待ってたとか?いや〜、嬉しいねぇ」

「・・・誰かさんの帰りが遅かったから食うのも遅くなったけどな」

「・・・すいまっせ〜ん」



まさかあそこまで人が増えるとは思わなかったんです。

さすがにビビったわ。



「さてと、食うか」

「へーい。・・・ってもう作ったの!?」

「作ったっつーか、作っておいただけだけど」

「なるほど!頭いい!」



その発想はなかったぜ!さすがユーリ!



「・・・お前の頭が悪いだけじゃ・・・・」

「さあ食べよう!すぐ食べよう!」



ユーリがなんか言ったけど、気にしない、気にしない。






「二日連続でユーリの料理が食べれるなんて・・・!今ならイける気がする」

「どこにだよ」

「わかってるくせに。ユーリにこういうネタは必須だもんね」

「・・・オレってどんなイメージなんだよ」

「そんなイメージだよ」



ユーリ・エローウェルさんですよね、わかります。



今日も楽しい一日を終えた私は、布団に入った瞬間、速攻で寝るのだった。





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