25万打部屋 | ナノ

爽やかな顔して腹黒い友人

!会話文のみ!





「おいマルコ。携帯鳴ってんぞ」
「ああ、俺のだったか」
「また名前ちゃんからメールか?ラブラブだなー」
「返信してねェのにくんだい…」
「一方通行だな。ちゃんと返信してやれよ」
「ん、そうだ――」
「どうした?」
「っの野郎…!」
「あ、おい!お前どこ行くんだよ!」
「サッチ、少しの間任せた」
「ハアアア!?」



「サボッ!」
「あ、こんにちはマルコさん。今日も忙しそうですね、お疲れ様です」
「マルコさんだ!何でここに?あ、もしかして私に…!?」
「サボ、ちょっと話がある。こっち来い」
「えーっ!私じゃないのー!?」
「ごめんな、名前。ちょっと行ってくるから」
「サボくんのバカッ!私もマルコさんに呼び出されたい!」

「サボ、テメェ…」
「落ちついて下さいマルコさん。いつもの澄ました顔のほうが素敵ですよ?」
「世辞なんてどうでもいい。これはどういうことだい」
「あ、俺の送った写メール気に入りませんでしたか?」
「そうじゃなくてだな「名前の透けブラ、他部署の男達に人気なんですよ」……は?」
「ほら、名前ってこの会社で一番若いじゃないですか。それに無防備だし。結構人気なんです。俺らも頑張って見張ってるんですけど、さすがにブラまでは指摘できないっていうか…」
「それで写メを送ってきたってわけかい…」
「こういうのは旦那の役目でしょう?それと、名前の写真コレクションも増えていいじゃないですか。俺も嫁の透けブラ写真欲しいなァ」
「俺ァ変態じゃねェよい」
「じゃあ消して下さい。もしバレたとき勘違いされますよ?」
「……それとこれとは別だい」
「さすがマルコさんです。じゃあ俺はちゃんと伝えましたからね」
「…サボ」
「あ、そうそう。あとからもっといい写メ送りますね!」
「………」
「なんで、社長に宜しく伝えておいて下さい。じゃあ!」



「テメェマルコ!仕事押し付けて逃げやがって!俺があのあと「サッチ…」なんだよ!俺怒ってんだぞ!」
「サボはエースと違って頭の回転がいいな…」
「何を今さら。あいつは新人の中で頭一つ以上飛び出てるぞ」
「…(名前の見張りをあいつに頼むんじゃなかった…)」


とか言いながらも、鍵つきフォルダにサボから送ってもらった名前の画像を保存するマルコだった。






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