20万打部屋 | ナノ

その男、変態につき

!注意!
白ひげ女主と男主が両方出てます。
男主または女主が苦手な方は早めに引き返しましょう。





「アキちゃーん」
「あ、ゼンさん。どうかしました?」
「マルコと一緒じゃねェの?」
「マルコさんなら隊員さんに呼ばれてどっか行きましたよ。マルコさんに用でしたか?」
「俺がマルコに?ないない。アキちゃんにならあるけど」
「俺に、ですか?」
「うん。はい、これあげる!」
「紙袋…?」
「可愛い包装用紙だろ?開けてみてよ」
「はい…。……わっ、服だ!」
「今日街歩いててさー、この服見つけた瞬間「これだ!」って思って買ったのよ。アキちゃんに絶対似合うと思う!」
「で、でも可愛すぎじゃないですか…?」
「いいじゃん、アキちゃん女の子なんだから。それともエースが買ってやった服はよくて、俺の服はダメなのか?」
「そんなこと……。ありがとうございます、ゼンさん」
「照れるアキちゃん超可愛いー!何でパイナップルと一緒にいるのか全然わかんねェし!パイナップルとより、俺と一緒にいようぜ!」

「テメェとアキが一緒にいたらアキが穢れちまうよい」

「ぐへっ!」
「ゼンさんッ!?だ、大丈夫ですか…?」
「アキちゃん…、どうやら俺はもうダメみたいだ…。パイナップルに殺されるなんてすっげェ不本意だが、アキちゃんの腕の中で逝けるならほんも「いいからさっさと逝けよい」
「ゼンさん!マルコさん、ゼンさん可哀想ですよ!」
「アキ知らねェのかい?ゼンは蹴られるのが好きなんだよい。気持ちいいんだって」
「き、……気持ちいい…んですか…?」
「だからこんな風に蹴ろうが、」
「がふっ!」
「こんな風に踏みつけようが、」
「ぐえええ!」
「全部快感に変わるらしい」
「…そうは見えませんけど…」
「テメェ!何すっげェいい笑顔で嘘ついてんだ!アキちゃん、助けて!」
「やっぱり痛がってるじゃないですか!マルコさん止めて下さい!」
「ッチ…」

「で、何してたんだい。答えようによっちゃあ殺す」
「……それが例え健全な答えだったら?」
「海に沈める」
「どっちも意味は同じだよ!」
「ゼンさんから服を頂いたんです」
「海王類の餌にしてやる」
「選択肢増えた!?ちょ、ちょっと待てよ!ただ服を贈ってやっただけだろ!絶対アキに似合うって!」
「テメェがアキを呼び捨てにすんじゃねェよい」
「そこはどうでもいいじゃん!」
「あの、ほんとそれだけなんで…。それより、ほら見て下さいマルコさん!ゼンさんから貰った服、可愛くないですか?」
「……ゼンが買ってきたと思うと胸焼けはするが、アキには似合うと思うよい」
「お前どんだけ俺のこと嫌いなの?」
「お前が思ってる以上」
「ですよねー!」
「恥ずかしいけど着替えてきてもいいですか?」
「おう、是非着てくれ。絶対似合うぞ!」
「アキ、気に食わなかったらエースに頼んで燃やしてもらえ。俺がもっといいもん買ってやるよい」
「お前どんだけ親バカなの?」
「お前が思ってる以上」
「ですよねー!てか親バカは自覚してたんだ」



「ど、どうでしょうか…?俺、スカートとかあんまり似合わないし…、あの、久しぶりなんで…」
「アキちゃん超可愛い!やっべ、俺の服のセンス最高じゃね?」
「ゼン、そのままアキに抱きついてみろい、その服剥がす」
「将来有望なレディの前でそれは止めて!そこまで変態になり下がりたくない!」
「それ以上下がってどうすんだい」
「え?……お前、俺のこと変態の底辺だと思ってんのか?」
「は?違うのかい?」
「その真面目な顔は止めろ。ガチじゃん」
「違うことに驚いたよい」
「よーし、表出やがれ。今日の今日こそ床に膝つかせてやる!」
「お前の目標は小せェなァ…。もっとでかいこと言ってみろい。ま、無理な話だろうがな」
「キィ、なんて憎たらしいパイナップルかしら!もう許さねェ!アキちゃん、ちょっと危ないからあっち行ってて!」
「アキ、エースのとこに避難でもしてろい。さっさと終わらせて街に行こうな?」
「は、はい…」(二人の勢いに頷くしかない)

「で、俺んとこにきたのか…」
「はい…。何であの二人はあんなに仲が悪いんでしょうね…」
「さァな。それよりその恰好止めろよ」
「え?似合いませんか?」
「似合わねェことはねェけど…。俺が買ってやった服着ろよ」
「……勿体なくて…」
「はァ?意味ねェじゃん。いいからそれ脱いで俺の服着てこい!」
「えええ…、そんな横暴な…」
「いいから行け!じゃねェとお前の晩飯抜きな!」
「酷いです!行きます、行って着替えてきます!」

「着替えました…」
「……よし。それでいい」
「なんか…、すっごい恥ずかしいです」
「なんで?似合ってるぞ」
「そ、そういうこと言われるのが恥ずかしいんですって!」
「…そうか、恥ずかしのか」
「あ、(やばい、あの笑い方は…)エースさ「アキ、可愛いよ」うわあああああ!な、なんてこと言うんですか!」
「本当のこと言ってるだけだけど?」
「エースさんのバカッ!苦手だって言ってるんだから言わないで下さい!」
「苦手だからこそ言ってんだろ。アキ、もっとこっちに来てくれ」
「ひいいい!マルコさーん、ゼンさーん!助けて!」

「大体テメェはアキちゃんを過保護にしすぎなんだよ!もっと手ェ出そうぜ!ガンガン行こうぜ!」
「頭のみならず下半身もゆるゆるなテメェに言われたくねェよい。海賊としてじゃなく、児童買春で捕まってこい」
「確かにアキちゃんは可愛い…。あのままでいてほしいお前の気持ちはよォく解る…だけどな、」
「はい、今からこいつが変なこと言うよい。苦手な人は引き返しなよい」
「可愛い時期に食べてしまえば、そしたら永遠にあのままだろ!」
「よく言った。同情することなくテメェを海軍に引き渡せるよい」
「海軍も真っ青な鬼畜顔ありがとうございます!う、嘘だって…!お茶目な冗談だろ!」
「例え冗談だとしてもテメェだけは許さねェよい」
「ギャアアアア!痛い痛い!」

「マルコさーん、ゼンさーん!」

「いいとこにきたアキちゃん!お兄ちゃんを助けて!」
「黙ってろ、よい」
「ンギャッ!」
「マルコさん、エースさんが虐めるんです!」
「ほう…」
「ゲッ、マルコ…!って、ゼンの腕おかしい方向に曲がってないか?!」
「こうなる前に聞くよい。アキに何した?」
「別に何も…。可愛いってアキを褒めただけだ」
「苦手だって言うのに言ってくるんです…。………いやいや、その前にゼンさんを離してあげて下さい!ほら、泡吹いてますよ!」
「……あと一歩だったのに残念だったな、ゼン」
「た、助かっ…た…」
「ゼンさーん!」



「いやー、アキちゃんのおかげで助かったわ。いっつもありがとうな」
「いえ…。あの、大丈夫ですか?」
「ああ腕?大丈夫大丈夫。お兄ちゃんは頑丈だからね!」
「よかった…。仲が悪いのは知ってますけど、ケガしたら悲しいです…」
「エース、俺妹萌えに目覚めたわ」
「前からだろ。それに、俺らのほうがアキと付き合い長い」
「何その自慢、超ウザい。アキちゃーん、今度また可愛い服買ってあげるねェ」
「は?ふざけんなよ変態。テメェは黙って自分のトランクスでも買ってろ」
「だって最初に買ってもらったあんな趣味の悪い服じゃあ歩けねェじゃん」
「……。アキ、俺が買ってやった服、気に入らねェのか?」
「え?いや、そんなことは…」
「だよな!でもまた買ってやるから、ゼンの服より俺の服着ろ。な?」
「黙ってろよ露出狂筋肉バカ。アキちゃんはエースの服より俺の服のほうがいいよな?」
「う、あのっ、二人とも…!」
「そこまで言うならどっちがアキに似合う服買ってやるか勝負しろ!」
「おう、その勝負受けてやらァ!」

「またバカなことしてんなあいつら…」
「だな」
「マルコ、お前は参加しなくていいのか?」
「アキは何着たってアキだい」
「へー…ほー…」
「……なんだよい、その気持ち悪ィ顔は」
「失礼な。お前この言葉知らねェのか?」
「言葉?」
「男から女へ服をプレゼンする意味は「俺にその服を脱がさせて」」
「………サッチ、今日から二食分の飯が浮くよい。俺に感謝しろい」
「わぁ…、いい笑顔。……と、とりあえず手ェ合わせとくか…」





輝さんよりリクエスト頂きました。




|

topへ
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -