女主男主コネタ | ナノ

コネタ部屋
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 患者を求めて…。5

「いやー、今回も暴れたな!」
「エースは周りを見ず暴れすぎだよい」
「ははっ!しょうがねェよ、マルコ達に比べて若ェからな!」
「うるせェよい。お前のせい何度か危ないめにあったのもう忘れたのかい?」
「いいじゃん、死なねェんだし」
「ほー…」
「ちょ、マルコの背中からなんか鬼が見える!」

「なんだなんだ。エースもマルコも元気だな!」

「「げっ」」
「二人とも先の戦、お疲れさま。ケガしてねェか?」
「してねェ。してねェから顔を近づけてくんな!」
「したとしてもお前には言わねェから安心しろい」
「マルコもエースもケガしねェから安心だ。………だが血、見たいな」
「医者のくせに何言ってんだ!」
「医者失格だよい。今すぐ船降りろい」
「マルコが血で汚れる姿は萌えだと思うんだ!あ、安心しろエース。お前も勿論萌えるぞ!」
「お前が言う「安心」って言葉ほど安心できるもんはねェ!てか使いどころ間違ってんだよバーカ!」
「普段飄々としているマルコが血で汚れ、息を乱し、それでもおやっさんを守ろうと戦う姿…。格好よすぎだろ!惚れた!」
「エース、なんとかしろよい」
「無理!」
「格好よすぎて、マルコ…お前に抱かれてやってもいいぞ」
「頭蓋骨粉砕するぞ」
「それか、血が流れるその傷口から俺の血を流し込みたい。不死だから難しいが、治癒する前に俺の血を注ぎこみたい。マルコの中で俺の血が巡るなんて素敵だろう?!ああ、共に生きてるって感じだ!そうだ、俺はこの海賊団が好きだ!できるならマルコだけじゃなく、1600人全員の体内に俺の血を注ぎこみ、共に生きたい!」
「オヤジィイイイ!こいつ船から降ろしてくれよ!頼むから降ろしてくれ!」
「それか殺させてくれ…!そろそろ限界だいッ…!」
「さあ、共に生きよう!俺はお前らが最高に愛しい!」
「「なら俺達のために死んでくれ!」」
「ならばお前らに殺されたい!最愛の人に殺されるなんて最高だ!お前らはどんな表情で俺に手をかけてくれるんだ?殺すのに躊躇う表情をされたらとてつもない愛を感じるぞ!俺のことが好きってことを肌で感じながら、そのまま天国へと逝けるなんて最高の死に方だ!それにそんな殺され方したらお前らの心の中に一生「俺」という存在が残るだろう?死ぬってことは仲間の記憶から消えることだと思うんだ。だから仲間に殺されたらきっとお前らの心に俺が残る!ああ、俺はなんて幸せ者なんだっ。だからさあ、殺してくれ!」
「「…」」
「……。マルコもエースもどうした?」
「マルコ、俺こいつが怖い…!」
「奇遇だな、俺も今そう思ったよい…。末期だな…」
「ふむ…。なかなか理解してもらえないな。あ、お前らが死ぬときは俺に知らせてくれ。俺も一緒に逝くぞ!」
「医者なら治せ!」
「気持ち悪すぎて腰抜けた…!怖い…」
「エース、俺が抱っこしてやる!」
「く、くんな!」
「怯えた目も萌えだな!だが俺は涙目派だ!」
「それ以上末っ子を虐めてやるな!」
「末っ子ならもっと俺に甘えてくれ!マルコも勿論構わないぞ!」
「怖くて甘えられるか!エース、オヤジのとこに行ってろい。この変態は俺が始末してやる!」
「た、頼んだ…!」
「なんだ、ヤるのか?」
「ああ、殺ってやる!」
「そうかッ!ならばどっちが女役をするか決めようではないか!」
「そっちじゃねェよい!ああダメだい!俺じゃあダメだい!オヤジィ!オヤジがこいつを殺してくれ!」
「なんだ、最近のマルコはツンデレが酷いな。勿論、嫌いじゃないぞ!」
「オヤジィイイイイ!」

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