コネタ部屋 - - - - - - - - - - - ▼ グータラ海軍日誌。その5 「は、初めまして。たしぎと言います。少佐のお話はよく聞いてます」 「……」 「あ、あのー…」 「おいバカ。挨拶ぐらいしろ。それとも、それすらできねェぐらい堕ちたか?まぁ挨拶ができようが堕ちてんだがな」 上司であるスモーカーに呼ばれ、文句を言いながらもついて行くと一人の若い女性が立っていた。 細みのその身体に似つかない長い刀を持ち、自信なさげにその場に立っている女性は「たしぎ」だと名乗った。 スモーカーに「俺の部下だ」と紹介され、お互い自己紹介をすることになったのだが、青年はたしぎの胸と腰とお尻を見て、溜息をはく。 「俺、ボンキュッボンにしか興味ないんだよねェ…」 「え!?」 「正直、自分に興味もてなねェや」 全てを言いきったあと、いつものようにスモーカーに拳骨で後頭部を殴られた。 「いってェスよスモーカーさん!」 「テメェがバカなこと言ってるからだ」 「なんスか!この子の味方するんスか!?ヒナさんがいるくせに最低ですよ、幻滅しました。あ、もしかしてこういう子が好みなんスか?貧乳派ですかこの野郎!俺は巨乳派ですぅ!」 「誰もそんなこと話してねェだろうが!テメェはそういうことしか考えられねェのかよ!」 「煩悩の塊なんですぅ。それよりスモーカーさんってマジでこういう子が好みなんスか?ロリコンなんスか?」 「いい加減にしねェと明日の朝日が拝めねェぞ?」 「わ、解りましたよ…。このことはヒナさんだけに報告しときますね!」 「だからっ…!そういうことを言ってんじゃねェよ、俺は…!」 「じゃあ、俺はこれで失礼します。あ、君。俺に迷惑かけないよう頑張ってね」 「あ、はっ、はい!」 片手で挨拶をして、背中を向ける。 大きく息を吸い、その場からダッシュで離れた。 「スモーカーさんのロリコーン!貧乳派ー!」 「テメェ今日こそ許さねェから覚悟しやがれ!」 その翌日には「スモーカーロリコン説」が海軍支部で話題になったのだった。 ( △ | ▽ ) |