女主男主コネタ | ナノ

コネタ部屋
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 グータラ海軍日誌。その5

「は、初めまして。たしぎと言います。少佐のお話はよく聞いてます」
「……」
「あ、あのー…」
「おいバカ。挨拶ぐらいしろ。それとも、それすらできねェぐらい堕ちたか?まぁ挨拶ができようが堕ちてんだがな」


上司であるスモーカーに呼ばれ、文句を言いながらもついて行くと一人の若い女性が立っていた。
細みのその身体に似つかない長い刀を持ち、自信なさげにその場に立っている女性は「たしぎ」だと名乗った。
スモーカーに「俺の部下だ」と紹介され、お互い自己紹介をすることになったのだが、青年はたしぎの胸と腰とお尻を見て、溜息をはく。


「俺、ボンキュッボンにしか興味ないんだよねェ…」
「え!?」
「正直、自分に興味もてなねェや」


全てを言いきったあと、いつものようにスモーカーに拳骨で後頭部を殴られた。


「いってェスよスモーカーさん!」
「テメェがバカなこと言ってるからだ」
「なんスか!この子の味方するんスか!?ヒナさんがいるくせに最低ですよ、幻滅しました。あ、もしかしてこういう子が好みなんスか?貧乳派ですかこの野郎!俺は巨乳派ですぅ!」
「誰もそんなこと話してねェだろうが!テメェはそういうことしか考えられねェのかよ!」
「煩悩の塊なんですぅ。それよりスモーカーさんってマジでこういう子が好みなんスか?ロリコンなんスか?」
「いい加減にしねェと明日の朝日が拝めねェぞ?」
「わ、解りましたよ…。このことはヒナさんだけに報告しときますね!」
「だからっ…!そういうことを言ってんじゃねェよ、俺は…!」
「じゃあ、俺はこれで失礼します。あ、君。俺に迷惑かけないよう頑張ってね」
「あ、はっ、はい!」


片手で挨拶をして、背中を向ける。
大きく息を吸い、その場からダッシュで離れた。


「スモーカーさんのロリコーン!貧乳派ー!」
「テメェ今日こそ許さねェから覚悟しやがれ!」


その翌日には「スモーカーロリコン説」が海軍支部で話題になったのだった。

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