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「あん!ひぁ、ああっ!」
「かわいい…もっとイッて。もっと泣いて見せて…」
「あまぞら、くんっ、あまぞらくん」
「女の子みたいにぐちゅぐちゅにして。咲弥の全部を見せてよ」
「あまぞらくん、すきぃ」
「俺もだよ。咲弥は俺だけのもの」

唇が降りてきて、優しいキスをされた。しかし、下半身の攻撃は容赦なくて、官能の愉悦を引き出すかのように揺さぶり続けている。
止められない何かが迫ってくる。また、腹の底から押し出されるかのような波が咲弥を襲う。

『こんなに何回もイッたら、バカになっちゃう…』

熟れた桃を潰しているかのようないやらしい音を部屋中に響かせながら、咲弥は甘ったるく泣き続け、完璧に悪魔に堕ちた。

「も、おちんちんすごいの、ぐちゅぐちゅして…ああっ、あんっ」
「そんなエロいこと言うんだ?…ああ、もう咲弥はダメな子だね」
「ひっく、ん、ぁ、だって、何か…っあ、も、わかんな、よぉ」
「いいよそれで。はあ、ずっとこうしていたい」

染み渡るように愉悦が広がり、全身で快感を味わう。
暑く蒸した部屋で、咲弥はプライドも清らかさも美しさも全てを乱し、だらしなく壊し、溺れていった。

『そういえば、何でアレッサンドロ先生のところに行ったの、知ってたんだろう』

でもまあいいか。今はそれどころではない。
もう何も考えたくないのだ。これでいい。このまま万里にされるがままにぐずぐずにされてしまいたいのだから……