∴ 8 本来なら世界最高峰の歴史、信仰、魔法があるローマの学校が良いのだが、英語すら話せない万里には酷だと配慮したのだ。 こうして天空万里を向かい入れ、彼の素晴らしい才能を育てて行こうと学園に居る全員が一丸となった。 しかし彼には、人を操る事が出来る恐ろしい魔法があったのだ。 ラシガン学園では、対人の魔法は使えない。授業や部活、訓練場と言った特別な事なら対人の魔法は使えるが、日常生活で人に魔法を使うことは禁止されている。それが善の魔法なら許されるのだが、少しでも悪の魔法であると判断されると、厳しい御業を受けることになるのだ。 なので学園にはそういう魔法を使ったらすぐに感知するようにと結界が張られている。例えば、火属性の生徒が、ある生徒の制服を燃やすように魔法を掛けたらすぐに結界が反応する仕組みだ。 しかしこの結界は、万里の人を操る魔法には反応しない。 万里曰く「攻撃魔法ではなくて誘導魔法だから」だそうだ。そんな屁理屈が通用してしまうのが腹立たしい。 彼が一ヶ月前の春に転校してきてすぐ、咲弥が万里の世話係となった。その頃の咲弥は万里に興味津々だったので、喜んで学園内を案内した。 校舎は勿論、敷地内にあるあらゆる施設や寮や食堂、神殿、礼拝堂、森、山、川…至る所を案内し、最後に万里の部屋まで送ったところで、部屋に上がるよう誘われたのだ。「お礼に美味しいチョコレートとお茶でも出すよ」と言った具合に。 特別な生徒にそう言われたら上がらないわけにはいかない。咲弥は笑顔で彼の部屋に入ってしまった。それがいけなかった。 「じゃあ、着ている物全部脱いで?」 そう命令され、咲弥の体は勝手に動き、衣服を脱ぎ始めたのである。 「え、何、なにこれ…やだ。勝手に…あの、私がやってるんじゃないからね!ほんとに、私じゃないんだ!違うんだ!」 「ああ怖がらないで。これ、俺の魔法だから」 「魔法!?」 両手が勝手に動き、ボタンを外していく。ローヴのボタンが全て外されると、スルリと体から離れて行き、次は中に着ていたTシャツを脱ぎ始めた。 「魔法ってなに、こんな魔法ないはずだよ。ねえ、やめてよ、何だよこれ」 「そうみたいだね。何か俺にだけ使える魔法っぽくてさ。あ、恥ずかしい?じゃあ俺も一緒に脱ぐよ」 「何言って…何で私を脱がせて…どうするんだよ。こんなの、おかしい……あ、うそ!?やだ!やたやだやめて!」 Tシャツを脱ぎ終えると、次は下着に手がかかり腰ゴムに親指が入った。そのまま前に倒すように上半身が倒れ、下着が太ももから膝まで落ちる。 膝を曲げて足から下着を抜き取り、すっぽんぽんになってしまった咲弥は顔を真っ赤にして泣きながらずるずると絨毯に倒れ込んだ。 そして膝裏に手を入れると、マングリ返しの形になるように自ら大きく開脚させられたのだ。 「いやぁ!見ないで…!」 「わあすごい!すごいキレイなチンチンとお尻だね。俺、こんなキレイな体見たのは初めてだよ!」 「やだ!バカバカ!変態!最悪!バカ!」 「ごめんね、恥ずかしい?でも平気だよ。俺だってマッパだからさ。二人とも裸んぼーだから恥ずかしくないよ。大丈夫大丈夫」 「大丈夫じゃない!やだぁ!見ないでよ!」 優しそうに微笑みながらも息を乱してそんな所を凝視する万里に恐怖しか感じず、咲弥は嫌だ嫌だと泣きじゃくる。 抵抗しようと体に力を入れても全然言う事をきかなくて、寧ろもっと開くように更に両手に力を入れられた。 怖い。こんな魔法があるなんて報告は一切されなかったぞ。こんなの知らない。何これ、やだ… 「凄いね、全然毛が生えてないんだ。お尻の穴までツルツルだよ。肌もキレイだね。何かケアしてるの?ボディクリームとか塗ってる?」 「そんなとこ、塗らない…も、いいだろ。恥ずかしいっ、やだ!こんなのもう無理っ!」 「ああごめんごめん。俺だけが恥ずかしい場所見るのなんて不公平だよね。いいよ、俺のも見て」 彼の息がアナルにかかるくらい間近に視姦されて、咲弥は死にたくなった。何で突然こんな事をされなければならないのか。自分が彼に何をしたと言うのだろうか。何か気に障ることでも言ったのだろうか… 泣きながらそんな事を考えていると、視界がふっと暗くなる。光が遮られ、どういうことだと目を開けると、今まで見たことがないくらい大きく強暴な陰茎が目の前に垂れ下がっていた。 「ぎゃー!」 「ふふ、恥ずかしいな。69の形で上から勃起チンポ見せたことないから変な気分…ね、これでおあい子だよ。だから泣かないで?」 「やだやだ!ムリムリムリムリ!!」 咲弥の顔を跨ぐ形で覆いかぶさってきた万里は、咲弥の幼い陰茎とは比べ物にならないくらい大きなそれを見せつけてきた。 赤黒くて、長くて太い。毛も生えてて全体的に黒くて馬のそれのように恐ろしく大きくて…まるで悪魔だ。 そんな恐ろしい物を見せられて、咲弥は嫌だ見たくないと目を瞑って首を振る。 「こんなの怖い…!やだぁ、ごめんなさ、許して、私が何か気に障ることをしたのでしょ?謝るから、もう、やめて…っ」 |