∴ 3 《桜はエッチだね。こんな俺の言うこと聞いちゃうんだから。嫌がらないの?変態くさいことされてるのに》 「あ、ごめ、なさい、いやじゃないです…」 《はは、冗談だよ。嬉しいよ。…うん、じゃあ両手で乳首触ってみようか。つまんじゃダメだよ。指の腹で優しく擦ってね》 「んっ、ぁ、」 とうとう、躰に触れる番だ…。 言われたとおりに両手でそっと撫でた。 「ぁっ」 触れてみると、既にぷくりと膨らんでいるソコは、ちょっと触っただけでもびりりっと刺激を躰に走らせた。 こんな風に自分の躰に触るのは久しぶりだ…前まではアキラにされていたから、多分彼と付き合ってからは初だろう。 それ程、アキラに愛されていたということである。 『変、くるくるさわってるだけなのに…凄いきもちいい…ずっと我慢してたから?…それとも、アキラくんと電話してるから?』 指の腹で優しくくるくると撫でているだけ。爪で擽っていないし、強く弾いてもいない。淡い刺激だけだというのに、桜介の乳首は赤く膨れ、下半身もしとしとと濡らしていく。 「ぁ、あふ…あんっ」 《どう?ピンってしている?》 「はいっ、」 もどかしい程のソフトタッチなのに、充分過ぎるくらい気持ち良い。飢えた躰は過敏にどこもかしこも尖らせて、もっとと欲している。 本当は、すぐにでも自身を思うがままに擦りあげたいのだが、桜介は我慢した。 電話越しだからバレないと思うのだが、それは絶対にしない。この焦らされている感じに浸りたいのだ。 乳暈が赤く色付く。そこもふっくらとし、いやらしく隆起する。 肌とは感触が違うその柔らかい部分をなぞるのも気持ち良くて、指の動きを止められない。 《はあ、桜の乳首、いっぱい舐めてあげたいよ…可愛いんだよね。小さくてぷっくりしてて、色も綺麗で…》 「ぁ、はぁんっ、言っちゃ、いやです…」 《ちょっと舐めただけでも可愛い声を出すよね。今みたいに、凄く可愛い声だ…でも今日は我慢しなきゃ。声だけで桜を愛してあげなきゃね。桜、脚はどう?開いちゃってる?それともきゅーって閉じてるかな?》 「んんっ、開いてます…っ」 玄関に向かって大きく脚を広げ、腰を前後に揺すってしまう。ぷるんっと陰茎の先端が揺れて雫が腹に垂れた。 「ぁんっ、あっ、はぁ…」 陰茎が濡れたせいで、すーすーとした刺激がくる。それすらも快感になり、誰かに見せ付けるように腰を突き上げてしまう。盛のついた犬のようだ。 乳首だけでイケるのではないかと錯覚する程、躰がビクビクした。 むずむずとする疼痛に似た官能は、新たに強い刺激を求めて血液を陰茎に集中させている。これでもかと勃っているそこは、勝手に射精するのではないかと思うくらい、先端を濡らしていた。 少し強く触っただけで、きっと爆ぜてしまうかもしれない。 《開いてるんだ…じゃあ、可愛いアレが丸見えなんだね。乳首もおちんちんも、ちゃんと勃ってるよね?》 「ぁう、は、はい…」 《どんな感じ?気持ちいい?》 「あん、んん、きもちいぃけど、た、足りなくて…もっと、さわりたいです…」 《そっか…偉いね。ちゃんと俺が言った通りに触ってるってことだよね?いいよ。少し強めに乳首触ってみて?俺がいつもしてるみたいに、きゅって摘んでみようか》 「ぁ!ん!」 優しく許可をされ、喜んで人差し指と親指で摘む。 すると、一気にビリりとした刺激が背筋を走り抜け、脱出するように陰茎を突き抜けて行った。 「え!?うそ!…あん!あぁぁ!」 《桜?どうしたの?》 それは精液となり鈴口から飛び出た。 「あぁっ、んっ、何でっ…!」 ビュっと出たそれが、桜介の腹を汚す。 突然のことで躰はついていかず、甘い声を上げながら躰を縮こまらせて久しぶりのそれに全身を痺れさせた。 もしかしたら…とは思っていたが、本当に射精するとは思ってもみなかったため、頭はついていかず、暴力的な程強い射精に溺れるしかない。 自然と涙が溢れ、視界がぼやけていく 『やだ、うそ…本当にイッてる…勝手にイッちゃって…恥ずかしい!』 指と腰にだけ力が入る。腰の奥の方がこれでもかと甘い愉悦を与えてくるものだから、桜介は抑えることも出来ずにあーあーと喘ぐしかない。 「ふぁ、あぁぁ、ふっ、うっ、アキラくぅん…」 《もしかして、桜は今のでイッたのかい?》 「ん、うん…出ちゃいました…ひっく、ふっ、うう、んっ」 《へえ。すごいね…おっぱいだけでイッちゃったんだ?嗚呼、かわいすぎるよ…今すぐにでも抱きしめたい》 |