affection | ナノ


 


 affair.06



君を失いたくない

僕のモノになってくれるんだったら何にでもなってみせる





affair.6 It doesn't permit.






「おはよう、名前」

『あ、おはよう』



次の日、名前と話がしたかった僕は予備校の入り口て名前を待ってた。

僕を見た名前は少し驚いた顔してたけど直ぐに笑顔になってくれて僕も満足だった。



『どうしたの?誰か待ってるの?』

「そうだね。待ってたんだ名前の事」

『、アタシ?』

「うん」



名前の頭に手を置いて頷くと、名前は少し顔を赤くした。

ねぇ、そんな顔されたら期待しちゃうんだけど。



「フフ、赤くなってる」

『え、べ、別に赤くなんか…!』

「否定しなくたっていいじゃない。本当の事なんだし」

『……変わって無いね、そういう意地悪なとこ』

「名前も直ぐに顔に出るところ変わってないね」



コロコロ表情変わるのが面白くて、いつも反応見て楽しんでたんだよね。本当懐かしい。



『そ、それより!何でアタシの事待ってたの?』

「あーうん。今日予備校が終わったら話したい事があるんだ」

『…今は話せないの?』

「出来ればゆっくり話したいから」

『分かった、いいよ』



了解を得て、約束だよ、と言うと名前は少し顔を曇らせて頷いた。
どうしてそんな顔するの…?僕と話したくない理由がある?名前だって僕に会えて嬉しいでしょう?

そんな思いの中、名前の後ろから白石が登校してくる姿が見えた。



「やっぱり今は落ち着いて話出来ないみたいだから」

『え?………あ、』



名前の後ろを指差すと、振り返った名前は曇った顔がみるみる晴れていった。



『蔵っ!!』

『名前おはようさん』

「………」



名前は僕よりも白石がいいの…?
高校生の時は僕が好きだったんでしょう?何で白石の方ばかり見るの?



「それじゃあ僕は行くね」

『あ、うん』

「また後で」



僕よりも白石、…そんなの、許さないから。





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