Godangel | ナノ
11


『・・・暇だぁ』

今、レッド君が一人目の四天王に挑戦中
・・・歌うか。うん

・・・レッド君に聞こえるかな
ごめん、ごめんねレッド君
僕じゃキミを支えてあげられないんだ
・・・シロガネ山、で・・・ひとり、で・・・

『ごめん・・・ね・・・れっ・・・ど・・・っ!』

泣いちゃ駄目、泣いちゃ駄目

『ささえて・・・あげられな、いから』




だから、だから

せめて、わからせてよ

解らなくも、ないけど

***************

「コヨル・・・?」

モンススターボールを投げようとした時、コヨルの声が聞こえてきた。嗚呼、歌っているのか
自然と頬が緩むのを手で押さえながら、その名前をポツリと呟く

”会いたい”そう思ったから早く来たんだ。そのため、だけに

『君は、自分に負けちゃいけない』

頭の中で、その声が反響して、そして体中を電気のようなビリビリとした感覚が駆け巡り、身体が震える


「武者震い・・・?」

・・・口角あがるのが自分でも解る
ああ、久しぶりに感情を顔に出したな・・・

ぶるぶると震える身体を押さえながら、僕はモンスターボールを投げた




--------
某曲で滾ったので入れたかったんだ・・・



[] | []




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -