宿屋のドアから危ない音がした。俺を見るなりキッと威嚇してコツコツブーツを鳴らした。
「アッシュ!」
「おいレプリカ!これはどういっ…!」
アッシュは下をちゃんと見てなかったせいで教団服をブーツで踏んで思いっきり前倒れ。助けようとしたけど届かなくて…。俺らの間にガイが入りこんだ事によりアッシュの転倒は防がれた。あれっつーかなんかアッシュコンパクト…?
「あっぶねー!流石ガイだな!」
「は………悪ぃ…」
「よかったな、ってあー…、ちょっ、悪い!これ以上無理!」
支えていたアッシュを思い切り手で押しやってガイは奥のカウンターまでバックステップした。アッシュはその勢いで今度は後ろにふらついたが自分で立ち直したようだ。ガイの拒絶反応が出るって事は…
「…アッシュ、もしかして今女だったりするか?」
「………んなわけ」
「あーっ、アッシュ教団服が床についてる …縮んだ?縮んだ?!」
「変な言い方をするな!!縮ん、で…な、」
眉間にすごいシワ寄ってる癖に顔真っ赤にしてぶっちゃけ泣きそうなアッシュ。そんなに身長気にしてたのか。そんなアッシュをナタリアが宥めて(ナタリアの方が色々でかかった)落ち着いて貰うことにした。
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11.11.22
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