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「…で、今は二人とも女…の子ってことでいいんだな?」

「不本意だけどな」
「……」

結局ジェイドが薬を仕込んだことを白状した。アッシュにはいつ仕込んだのか気になるが、今の状況を飲み込むので精一杯だった。ガイに近寄れないショックもあって、気持ちもよくない。流石に成人男性と同じ部屋は問題があるからとガイから女性陣に同じ部屋にしてやってくれと言う要望を出したが…

「…アッシュ胸無さすぎてわかんなーい。同じ部屋にして襲われたりしたらアニスちゃんやだなぁ〜」
「誰が襲うか!」

ルークは思わず自分の胸(と思われる場所)を摩る。さっき揉まれたけど。ティアみたいな主張なんか無くて自分でも曖昧だ。膨らんでる気はする……?アッシュもアッシュで下向いて見てたけど、正直、平らだ。服を着込んでるせいかも知れないけど。

「女の子同士なら問題ないよね!失礼しまーっす」
「!!」

いつのまにかジェイドが後ろからアッシュの腕を纏めて、アッシュは胸を張った状態でもがいた。けど、もともと勝てない力差があり女の体の今勝てる筈も無く、アニスの手はアッシュの胸(らしきところ)に行き着いた。

「離せ眼鏡!触るなガキ…!」
「そう言われましてもね〜」
「チッ…教団服邪魔」
「じゃあ脱ぎましょうね〜!私の実験が失敗な筈ないですし」
「やめろ!いっ、首いてぇ!あ…っ!ひ」
「アッシュ乳首立ってる〜」
「下着つけて無いので擦れたんでしょう」

好き放題言う弄りコンビ。ガイがまた顔真っ赤でよろよろ向こういっちまった。ティアも赤面してる。俺も勃ちそ…今は女だった。アッシュは真っ赤で涙目。なんか涙脆くなってる気がする…。

「ひ…やめ、うっ、あ…、」
「あ」
「アーニス。泣かせたらいけないじゃないですか」
「ごめんなさ〜い」

「ふ…くずがっ、ひっ、うぅ……」

ぼろぼろ泣き出したアッシュ。さっきの身長の話といい、色々とメンタルに当たるものがあったのか…。可哀相になってきた。あと進行者がいなくなって話が進まない。俺は適度にアッシュを宥めて(叩かれた)進行係を引き継いだ。

「で、アニスとかと同じ部屋でいいよな?…確認もしたし」
「いーよ♪楽しそうだし」
「いいですわよ」
「…いいわよ」

「じゃあジェイドにガイと同室になって貰って、今の部屋と足して2部屋にわかれるか」
「ミュウはオスだけどご主人様と一緒がいいですの!」
「…お前はじゃあ一緒な」
「はいですの!」

「私は許可してないんですけどね…。ま、いいでしょう」


部屋が分け直しされました。

□次

11.11.28





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