3校門(貴志部大河・甘)

サッカー部の練習が終わるのを見計らって私は校門の前で彼氏である大河を待っていた

ホーリーロードは惜しくも3回戦で敗北。でも大河と総介君も仲良くなれてよかった。本当に雷門や新しく入ってくれた監督さんには感謝しきれない

「早く来ないかな?大河」
「祐奈!」
「あ、大河」

噂をすればなんとやらだ。後ろを振り返ると練習後だと言うのに私の名前を呼ぶ大河がいた。しかも走って

「ごめん、待たせたか?」
「大丈夫だよ。てか練習後なんだから走らなくたっていいのに」
「いいじゃないか、彼女の心配くらいしても」
「.......ありがとう、大河」
「これくらい平気だ。じゃ、帰るか」
「あ、待って」

私は背伸びをして大河の頬にキスを落とした

「う、わぁ....../////」
「部活お疲れ様のキスだよ」
「ま、全く.........////校門前でこんなことするなよ」
「あら、嫌だった?」
「そんなわけないけど..........総介達に見つかったらどうするんだ」
「でもばれてるじゃない」
「そうだが......」
「ほらね。気にしなきゃいいのよ。ほら、帰ろう」
「あぁ........」

私達はお互いに手を繋いで学校をあとにした

「それで、総介がな........」
「あはは、何、それ〜」

学校をあとにした私達は今日の出来事を話していた。私はこんな日常が好きだ

校門前で待っていれば必ず貴方が走ってくるのが私は好きだ

貴方からのキスが私は好きだ

こんなに幸せでいいのかなって思うけどこれはこれでいいと思った

(また、明日な祐奈)
(うん!明日も校門で待ってからね大河)

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