No.3仲間探し(北海道編)




北海道に氷のエースストライカーがいると言うことで私達はキャラバンで北海道へ向かっていた

キャラバンの中では誰も口を開くことはなかった

豪炎寺君がキャラバンを離脱してメンバー達は瞳子監督に対しての信頼が無くなりつつあるからだ

「なぜ、あんなこと言ったんだろう。瞳子監督には、何か策があるのかな?」

私は窓を見ながら呟いた
すると誰かが座ってるのがわかった

私はとっさに瞳子監督のいる席に移動する

「監督」
「どうしたの?祐奈さん」
「あの、誰か座り込んでるのが確認できたのでキャラバンを止めさせて下さい」
「わかったわ。古株さん」

古株さんはすぐにキャラバンを止めた
私はキャラバンを降りて座り込んでいる少年に近づいた

「大丈夫?」
「え........あ........だ、大丈夫じゃないかも..........」
「見たいだね。キャラバンの中に入ればあったかいから」
「あ、ああああありがと...........さ、寒い」
「ほら、私の手あったかいから」
「う、うん」

少年は恐る恐る私の手をとる
その手はやっぱり冷たかった。早く暖めなきゃね

キャラバンに少年を乗せて私達は白恋中を目指した

ーーーーーーー

「さっきはありがとう」
「少しは暖かくなった?」
「うん。あ、名前を言ってなかったね。僕は吹雪士郎」
「私は風見祐奈...............え!ふ、吹雪士郎!?!?」
「う、うん。そうだよ」
「まさか..........お前が」
「え........?」
「白恋中の吹雪士郎か!」

驚いた。まさか、彼が吹雪士郎だとは思わなかった
まさか、私が助けた彼があの『氷のエースストライカー』

「なんだかわからないけど僕は白恋中サッカー部のキャプテンでもあるよ。で、僕に用があるのかな?」
「吹雪君。君に雷門のメンバーに加入してもらいたいの」
「雷門の?」

吹雪君は驚いていた
まぁ、普通だったら驚くよ
私だって驚くもそんなこと言われたら

「まぁ、その話は考えてもらって構わないわ」
「わかりました」

話はそこで終わりイナズマキャラバンはそのまま白恋中へと向かった







(祐奈ちゃんって呼んでもいい?)
(もちろんだよ)





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