No.5 進撃!イプシロン(京都編)




イナズマキャラバンには仲間がだんだん増えていった


豪炎寺君は未だに何処にいるかわからないけど絶対に何処かにいると私は信じている


そして、エイリア学園は未だに破壊活動を行っている
もしかしたら、ヒロト君と戦わないといけないのかな?彼は自分の正体を明かしてくれた




ー俺はマスターランク ジェネシスのキャプテン グランだー





私は彼の口から聞きたくなかった
あれ?そういえばなんで私はヒロト君のことが気になるんだろう




リュウジ君に関しても私は気になっていたけど。でも、リュウジ君より私は彼が気になっていた




好き?なのかな
そんなことを思いながら私は今日も京都の街を散策していた







No.5 進撃!イプシロン(京都編)



_________

ついに私達は、イプシロンを見つけた
デザームは、黒いボールを使って破壊をしていた

「来たか。これより、戦闘を開始する」

デザームの掛け声で試合をすることになった
瞳子監督がスタメンを発表した

「デザームは、GKも出来るけどMFも出来るから気をつけたほうがいい」
「そんなことが出来るのか?」
「うん。デザームは強いから用心したほうがいい」

リュウジ君はスタメンではなかったけど私達にデザームについてを教えてくれた

よし、なんとしても頑張らなきゃ












しかし、現実はそうはいかなかった

「強い........」
「これがイプシロンなのか」
「くっ!」

染岡君や一ノ瀬君達が傷だらけになりながら呟く

確かに強い
しかもあのGKであるデザームが一番強い

あの吹雪君の技『エターナルブリザード』を止めている
あり得ない.........こんなことって

________



「祐奈。これが俺たちのやり方なんだ。エイリア石で強化された俺たちにとっては」

「よっ、グラン様」
「!」
「こんなとこでなにをしてるんだ?」
「なんだ、バーンか。みてわからない?試合を観戦してるんだよ」
「デザームか............あいつらボロボロじゃん」
「そうだね...............」
「にしても、まさかレーゼが雷門にいるとは知らなかったな」
「..............興味もないよ」
「へっ。確かにな」
「それより俺に用かい?」
「ん?あぁ、父さんがお呼びだぜ」
「そう。もう、試合も終わったし行こうか」
「アンタ、あの女が好きなのか?」


ピクリ


「バーン。なにを言ってるのかわからないよ」
「とぼけてるのか?」
「...............好きでもないよ。彼女は、俺たちの敵だからね」









「バカだな。アンタは..............」

「アンタはあの女が好きなんだろ?あいつもだけどな」

「..............祐奈か。俺も近くでみてみたいぜ」


________


私達は負けた
完全にぼろ負けだった

暫く皆は口も開けなかった
いや、開こうともしなかった


「祐奈........」
「負けちゃったよ..........リュウジ君」
「仕方ないさ。デザームは強い。でも、祐奈達も強い」
「.................胸貸して」
「あぁ。いいよ」

私はリュウジ君の胸の中で涙を流した
リュウジ君は私の背中を優しく撫でてくれた










(ヒロト。お前のせいだ)
(いい加減にこの計画はいけないんだって気づいてくれ)





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