No.5 進撃!イプシロン(京都編)




リュウジ君と吹雪君を仲間にした私達は、次に向かった



向かった先は京都



京都で、エイリア学園ファーストクラスでイプシロンのキャプテン デザームが漫遊寺中学の破壊をしたからだ



ジェミニストームを追放するという酷いことをしたのに
また、学校を破壊したいのか


私達は、急いでその学校へと向かった




No.5 進撃イプシロン(京都編)

__________

ジェミニストームのキャプテンだったレーゼことリュウジ君がエイリア学園について私達に教えてくれた

一つは、階級があること

二つは、エイリア石について

「俺たちは『お日さま園』出身なんだ」
「お日さま園?」
「お日さま園は、私が設立させたの。お父さんのために」
「瞳子監督.......」
「リュウジは、孤児よ」
「俺だけじゃない。あの、デザームも孤児だ。あと........... くっ」

リュウジ君は、言いにくいのか苦しい表情になった

「緑川、ありがとな」
「え?あ、あぁ。こっちこそ、学校を破壊してすまなかった。あの時は、エイリア学園に在籍してたことから『宇宙人』になりきらなければならなかったからな」
「ちょっと待て。今、なりきってたって言ったよな。て、ことはお前らって.........」
「人間だよ。宇宙人じゃない」

これまた驚いた
円堂君や風丸君なんかもすっごく驚いていた

エイリア学園のメンバーは皆が宇宙人じゃなく人間だということに

「じゃ、どうやって消えたりしたんだよ」
「あれは、テレポート機能が搭載されたサッカーボールだよ。だから、消えることだって可能だよ」

リュウジ君。そんな笑顔で言わなくても

それから私達は、京都の街につきイプシロンを探し始めた

「ごめん。なんか、俺がこんなかっこうしてて」
「気にしなくていいよ。リュウジ君はリュウジ君なんだから」
「僕も祐奈ちゃんに賛成だよ」
「吹雪、祐奈.............ありがと」

私と吹雪君、リュウジ君の3人で南を探索することになった

リュウジ君は、サングラスをしてもらい雷門のユニフォームで髪をポニーテールにしてもらっている

「何処にもいないね」
「でも、油断はしない方がいい。デザームはどんな手段を使うかわからないから」
「そうだね」

暫く探し回るがイプシロンは見つからなかった
仕方なく私達は、キャラバンに帰ろうとした次の瞬間だった



ぎゅ


「え........」
「祐奈ちゃん!!」
「ま、まさか!」

2人の声が聞こえたが次の瞬間、私は違う場所にいた

「何処........ここ」
「樹海の中だよ。祐奈」
「!この声........」

私は身動きが取れずにいた
なぜかと言うとヒロト君に後ろから抱きしめられていたからだ

「どうして?どうして、ヒロト君が?」

久しぶりだから?じゃ、なんで私は声を震わせながら質問してるの?怖いから?ヒロト君が?

「このままでいいから。俺の話を聞いてくれないか?」
「ヒロト君...........」
「俺は『宇宙人』なんだ」
「そんなわけないよ。ヒロト君は『人間』だよ」
「じゃ、本当のことを教えてあげるよ。俺はジェネシスのキャプテン グランだよ。祐奈の敵だ」
「っ!彼が言いにくかったのはこのことだったんだね」
「レーゼ.........いや、『緑川』に全部聞いたんだね」
「もちろん。リュウジ君は私達の仲間よ。私は、絶対にエイリア学園を許さない。ヒロト君、私は貴方も元に戻すよ。楽しいサッカーってやつを」
「そうか。じゃ、俺はその日を待つよ。ずっとね..........」

ヒロト君は私を正面にしてからそっと私の唇と自分の唇を重ねた

「ヒロト君...........」
「祐奈、俺は君が好きだよ。この気持ちは緑川にも負けない」
「!私がリュウジ君に告白されたことなんで知ってるの?」
「さぁ、どうしてだろうね。さぁ、戻ろうか」

ヒロト君は、ポケットをがさがさとあさり目当ての道具を見つけると光に包まれた










「着いたよ。祐奈」
「ん........京都?」
「そうだよ」
「...........グラン様、いやヒロト」
「え.......」

目の前にはサングラスを外しヒロト君を睨むリュウジ君がいた

「やぁ、エイリア学園を追放され雷門にいる『ジェミニストームキャプテン レーゼ』いや、緑川だったね今は」
「っ!祐奈になにをした」
「り、リュウジ君!ヒロト君とは...........」
「2人でデートを楽しんでいたんだよ。もちろん、『キス』もしたよ」
「ヒロト..........」
「君には負けないよ。緑川」
「俺だって負けない。ヒロトになんか」

それだけ言ってヒロト君は消えた

リュウジ君は私に近づくと私を抱きしめる

「よかった.........なんともなくて」
「リュウジ君..........」

私はリュウジ君の不安を取り除きたくて彼の唇に自分の唇を重ねた

「っ!!」
「機嫌直してくれたかな?」
「う、うん///祐奈は大胆だね」
「あぅ.....////」

それから吹雪君とも合流してキャラバンに戻った

_________

キャラバンに戻ると1人増えていた

誰?この小さい子

「あ、おかえりなさい。祐奈先輩に緑川さん、吹雪さんも」
「春奈ちゃん。この子誰?」

私は指をさす
その方向を皆が見るとそこには笑っている少年がいた

「こ、木暮?!」
「な、なんでいるんっすか!!」
「ウッシシ。あんたらって気づくの遅すぎだよ」
「それより、何処の中学生?」
「俺は漫遊寺中の木暮夕弥って言うんだ」
「そう..........瞳子監督、どうしますか?」
「仕方ないから連れて行きましょう。貴方達が来るまで漫遊寺中の一部が破壊された場所を見せてもらったのよ」
「そうだったんですか?あ、イプシロンは見つかりましたか?こっちはいなかったんですよ」
「こっちもみつけることは出来なかったわ」
「そうですか........」

まぁ、そんなことでメンバーが1人増えた

これからどうなるんだろう

ヒロト君はまた、私達の前に現れるんだろうか

私はキャラバンを出て少し歩いた

1人で星を見たかったからだ

「綺麗........」


がさ


「!!誰」
「!?」

私は後ろを振り返るとそこにいたのは青い髪色をした女の子だった

「あ........驚かすつもりはなかったんだ」
「こっちこそ、ごめんね。えっと.........名前聞いてもいい?」
「あ、あぁ。私は八神玲名だ」
「玲名ちゃんか..........私は風見祐奈。よろしくね」
「あぁ。よろしく」

それから2人で楽しい話をしてから別れた

「玲名ちゃんか.........なんか可愛かったなぁ」

「祐奈か.........グランが気になるのも無理はない」










(瞳子姉さん。さっき、ヒロトにあったんだ)
(!ヒロトに)






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