ただ今、夜ご飯なう。
『ねぇ、パパ、お隣さんってさぁ。』
「ああ、お隣!赤司さんの家がどうかしたのか?」
『いや、実はそこの息子さんがね、私と同じ学校に通う同級生だったんだよ。』
「そうなの?あら、仲良くしなさいね。私も一度ご挨拶に伺ったくらいしかしてないし、また改めてしようかしら。」
『うん...で、明日私の家に、朝、迎えに来るらしい。他の使用人さん達に言っておいたし。』
「何?なまえはもしかしてそこの息子さんと恋仲..」
『違う、ご主人様と下僕、だよ。』
ママとパパは頭にハテナを浮かべていた。
そこにシェフが今日のメインを持ってきて、その話は終了した。
その日はご飯の後にすぐお風呂に入り、すぐにベッドに入った。
「...なまえ、」
誰かが私の顏をペチペチと叩く。
『んぅ...。山田、今、起きる...から。』
山田とは私専属の使用人だ。
「山田じゃないよ、赤司『おはようございます!!!相変わらずのイケメンっぷりで!』」
「.....。」
『えーっと、なんで、私の部屋に。』
「君のお父さんが入れてくれたよ。」
『まじか。』
「さ、早く着替えて。僕は下で待ってるから。」
『何ならここで私のお着替えを「断る。無い乳を見てもしょうがないからな。」...ハハハ。』
なんだろう、涙で前が見えないや。
私は着替え、すぐに下へ降りて玄関に向かった。
『行ってきまーす!』
fin
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bkm