穂稀高校に7月に転入してきて早くも2日が経ちました。
平和に暮らしています。
が、早速イジメが発生。ちょっと、いや、かなり早すぎじゃないですかね??

ありえないでしょ。
まだ2日ですよ?
まだ2日なのに・・・



「何で来週からテストなのー!?もう、意味わかんない!!これは私へのイジメですか?」

「うるせーよ!!さっさとやれ!!」

「だって、要っち〜。来週まであと2日しかないんだよ?あと2日でどう乗り切ろというんですか!!」

「だから、こうやってお前のために集まって勉強してんじゃねぇか!!」



そうです。
只今、要っちの家で私のための勉強会を開いてもらっています。



「開いてもらってるっていうか、夏海が強引に・・・」

「え、ゆうたん何か??」

「・・・いや、何でもありません。」



もう、ゆうたんは何を言おうとしてたんだろうね。
不思議な子だなぁ←



「はあ、早く夏休みにならないかなぁ。夏休みになったら皆で遊びに行きたい」

「お、いいねぇ。祭りに海に花火大会!!どれも夏休みには必要不可欠だもんな!」

「だよね!!やっぱ千鶴は分かってるねぇ。よし、一緒にスケジュールを考えよう!!」

「じゃあ、まずは・・・」

「二人して現実逃避すんな!!」

「いたっ!!」

「いってぇぇ!!」



要っちに教科書で叩かれました。
うぅ〜要っち本気で叩いたなぁ。
痛いぞコノヤロー
教科書は凶器に使っちゃいけません!!



「まったく、二人とも何してるの。真剣にやりなさい」

「そういう祐希も全然進んでないけどな」

「えー、めちゃくちゃ頑張ってるじゃん」

「どこがだよ!!ただ漫画読んでるだけだろ!!ったく、ちゃんとやってるの春と悠太くらいじゃねーか」



ゆうたんに英語を教えてもらっている春ちゃん。



「「「おー」」」

「関心してないで、お前等もやれ!!」

「「「・・・はーい」」」

「とりあえずお前の頭の良さがいまいちわからないから、この基礎問題やってみろ」

「はい!先生」



ー15分後ー



「・・・できました」

「どれどれ・・・・・・ってお前、小ザル並にバカだな」

「失礼な!!千鶴よりは頭良いでしょ!!」

「いや、麦芽を“むぎが”って書いてる時点でバカだろ」

「フッ、バカだなぁ夏海は。」

「なんだとー!!千鶴なんて“むぎめ”って書いてるじゃん!!」

「俺は帰国子女だから漢字が読めなくても許されるんです〜」

「そんなの関係ありませ〜ん」

「関係ある!!」

「関係ない!!」

「ある!!」

「ない!!」



ブチッ



「「・・・?ブチ??」」

「お前等いい加減にしろっ!!とりあえず残り2日で詰め込めるところまで詰め込んでやるから、大人しく教科書とノート開け!!」

「「!?、はい!先生!!」」



要先生かなり怖いです。




I can′t study

要っちの努力のお陰でギリギリ赤点じゃありませんでした。

(危なかった〜)














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最近まで麦芽(ばくが)を“むぎが”と
読んでいたバカ管理人(^^;)





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