小話 | ナノ
四月は君の嘘
私の世界の一切は君しかいない それを伝えたら驚くだろうか笑うだろうか はたまた、笑って嘘だと言うだろうか。それでも これが変えようのない事実で私もそれで満足している どれだけ音を奏で他人に褒められようと その全てがまどろみに消えてしまう。だってその音全ては君のためにあるもの 君の耳に入ってないとしても私は君のためにしか奏でない 奏でられない 変わってる。と何度も言われたけど それも嫌いじゃない だって君のためだと思えば
「ねえ公生 あなたの色づいた世界に私はいないのだろうけど、私の色づいた世界には君しかいないんだよ」
(どんな苦労や苦痛も愛しく思える)
20141129*
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