小話 | ナノ



ディバインゲート




「ランスロットさん 起きてください」

「……ん あれ、膝枕してくれてんの」

「さすがに地べたに寝かすわけにもいかなかったので」

「なにそれ デレ期?
そんなことして王様に怒られないわけ あんた」

「アーサーさんが? どうしてですか」
「うん まあ いいや」

「あ 動いちゃダメですよ
ノアさんにやられた傷 表面治癒しかできてないですから」

「膝枕しながら治癒って俺なんで気失ってたんだ まじショック」
「そんな冗談言えるなら大丈夫ですね
動いたら傷口ぱっくり開いて死にますけどランスロットさんなら大丈夫ですね!」

「ごめん キスしてあげるから許して」
「……」
「ご、ごめん なさい、」

「と 言ってももう力残ってないんですよ〜 ノアさんボッコボコにしてくださったみたいなんでっ 表面治癒が精一杯なんですよ〜」

「やっぱキスする 今すぐにする」
「きゃーーー ごめんなさいっ」

「 まあ ありがとな」
「いいえ 戦うことのできない私には
これくらいしかできませんので」
「全員、治療してきたんだろ?」
「っ あ、あはは わたしそんなに力ないですよ ランスロットさんで精一杯ですから」





(全員完全治癒なんて、高望みすぎかなぁ)





治癒しかできない主と
ノア戦後のランスロットさん

20141026*



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