聖夜のナマ配信

09


「射精せずにイく事をメスイきってんだよ… ちゃあんと牝になったねサンタさん。ほらシコシコ



 イく。



 そう思った途端に糸を引いてイケメンは俺の性器から手を離す。


「ッはあッ…ゃ、らん、れぇ…っ」

(ィ、きた…っ、の、にぃ…っ)


 俺の脚はもうカエルみたいにはしたなく開いたままで、イケメンの掌が離れる度にぶるんっ、と性器が跳ねた。


 逆の掌が俺の髪をさらさらと撫でる。

「[寸止めやめてやれ]? 嘘つけ好きだろお前ら」


 サンタさんは牝だもんね? そう言いながらまたぐちゅぐちゅ俺の性器を扱き、

「ッぁ、ア…っあぁっ…! ッは、あ…!」

 腰が痙攣した途端にイケメンは手を離す事を繰り返し続けた。

「ひぁ…ッ、ぁ、ひ、っひ、く…っも、ゃらぁ…」

「まだまだ」


「ッんゥ…! っんぅう…ッ! ──っはあッ! はひゅ…ひ、ぅ…ッ、ッんぁっ、あっ、あーっ!」

(ク、…〜〜〜っ!)


「あー…はは、すげ。ち○ぽシコられた余韻でメスイきとか、牡か牝か分かんねー。…[エネマ抜けw]、あーね、忘れてた。[泣き顔エッッッ]マジ同意ー。[シーツびしょびしょ…]そうそう、ガマン汁お漏らしが止まんねーのよサンタさん」

 また腰を振りたくって悶える俺を放置して、イケメンは平然とコメントを読み上げていく。

「[もう出ない]? まだ続けるから搾り出せ。[サンタ君エロ過ぎて手が止まらん]だよねー。[メスイき中放置鬼か]はー? 優しさだろが」


 俺の震えが少し落ち着いたのを見計らって、イケメンが俺の秘孔に埋まったなにかを掴み、抜いた。

「ッは、ぁ…っ!」

「ぅーわえっろ。お前ら見える? サンタさんのピクピクしてるケツま○こ。[もっと見せて]、了解〜」

「はっ…はぁっ…ゃ、…ゃ、ら…」

 もう、なにがなんだか分からない。ただ、唯々諾々と従ってはいけない、という思いだけが俺の躯を動かす。

 でも震える腕はなんの妨害にもならず、イケメンとスタッフ達は好き勝手に俺を辱める動画を配信し続けた。


「くぱくぱ… ぁ〜…ダメだ、小休止もサービスシーンもおしまい。サンタさん…」

 熱い掌が俺の頬を撫でる。吐息が掠める。



「俺の牝にするね」



「な、んむ…っ! ッん、ウ…っ、んむぅ…っ!」

 唇が重なる。

 俺のナカに、また『他者の一部』が突き進んで来る。


(待っ…! だめ、なんかッさ、ッさっきまでと、違ッ…!!)

 肉の管を押し拡げて掻き回される圧迫感は少しだけマシなのが、良いのか悪いのか分からないけれど。


 太くて硬い先っぽがぐりゅんとナカを抉る度に、「〜〜〜ッ!」腰からぜんぶが痺れる。


 甘くて熱くて、なんにも抵抗も出来なくて、俺はイケメンのキスに翻弄されたままひたすらに突き上げられて揺さぶられる。


(こすッ…擦れ…っ、ふかッ…!)

「んむッ…! んぅう…っ!」
「っは、…、ふ…ッ、気持ちぃ…サンタさん…
「ッぁ、ぁん…っ! ッ待っ…! ま、ッ…!」


 イケメンの指が俺のサンタ服から晒された乳首を捏ねて、俺のナカはまざまざとイケメンの性器の形を確かめるみたいに締め付ける。


「ァ、ぁ…ッ! ら、め、…っ、」

(ちく、ちくびっ…ちくびやだ…っ)

「ぁー…やっぱサンタさん乳首すげー好きじゃん…っもっとしてやるよ…ッ」
「ッぁん…っ、あッゃ…やっ!」


 ばちゅッ! と激しく腰を打ち付けながらイケメンが乳首を吸って、俺はイケメンの頭を掻き抱くしか出来なくなる。


「はっはッ…! ぁっやぁ…ッ! ッま、て…ッ、激し…ッッ…!」


 ギッギッとベッドが鳴き、秘孔の奥をイケメンの性器が何度も突いて、太いのが、シコリを。


「ッぁ、ァ…ッ! ぉ…ッ! ごりごりっ…! ごりごりらめぇ…っっ! アっ〜〜〜!」

(ィ、くぅう…ッ!!)


 何度目かの、絶頂。



 ただし、…牝としての。

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