CLOSE 08 もう片方の手は胸の粒を摘まみ、こね回す。尖ったそれは敏感になり、敦志を追い詰めた。 「んふっ…ふぅッ…ぅう…ッ」 「そら、2本目だ」 くちゅうぅ…っ 「んんぅ…ッ!」 奥まで潜り、ばらばらに動いては敦志の躯を翻弄する指。時々躯が跳ねるほどの刺激が走る。 「んぅ…っんフッ! ふ、ぅん…ッ!」 「ンなデカい声出すと聞こえちまうぜ…?」 「ッ、」 痴漢の脅しに、全身が強張った。途端、秘孔が男の指を締めつける。 ──あッあッ嫌ッいやぁっ! びくびくッ! 耐える心を嘲笑うかのように、躯は素直に、2度目の精を下着にぶちまけた。 ぐったりと手すりに縋ってようやく立つ敦志を、痴漢が笑う。クチュクチュと指を動かす。 「そうそう…大人しくイきまくれよ」 背後で男が何やらごそごそ動いて、それから秘孔から指が抜かれた。 拡げられた秘孔が無意識に動き、する、と男の手が双丘を撫でた。 「もの欲しげにヒクついてやがる。くれてやるよ…」 「っひ、ぃうッ…ぅン──…ッ!」 圧倒的な質量が、内臓を押し上げるようにして、敦志の中に入ってくる。 その熱さ。その硬さ。その大きさや形まで、敦志は真っ白になった頭と躯で感じた。 「んんぅ…っ」 じわじわと秘孔を擦り上げて、男と敦志はひとつになっていく。 [*前] | [次#] 『雑多状況』目次へ / 品書へ |