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07


 駅に着いて、お兄さんが「さあ」敦志の手を引いた。
 ところが、背後から伸びた手がお兄さんの手を払いのけ、そのままひとの流れに乗っていたお兄さんはひとりで降りて行ってしまった。
 何事もなかったかのように扉が閉まり、電車が動き出す。

 そして敦志はまた背後から男に抱きつかれ、硬いものを秘孔めがけて擦りつけられ、

「ッん、ぅ…──っ!」


 びくびくびくびくッ!


──イっ…ちゃっ、…た…。

 虚脱感が一気に押し寄せるが、中で激しくうごめく何かが刺激を与え続け、敦志は気が狂いそうになる。

「イったのか。サイコーに淫乱だな。電車ン中でケツにローター入れただけでイくなんてよ」
「んふッ…ふ、はふ…っ」

 痴漢の囁きにも応じることが出来ない。
 ただ快感と絶望に目を潤ませ、口を押さえて声を耐える。
 痴漢はそんな敦志を笑ったようだった。

「ローターよりイイもん入れてやるよ。枯れるまでイかせてやるからな」

 ぐぐ、とコードを引かれ、秘孔からローターとやらが抜かれた。
 ビクンとその感覚に震える敦志の姿すら、痴漢には愉快らしかった。

 ちゅく…
「ほら、判るか? 指、入ってくぜ…」

 下着の裾から、ローターより細く、ごつごつした、体温のあるものが秘孔を犯してくる。

「んん…!」

 頭を振るが、止まるわけもなかった。

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