勝敗

05


 サリの舌の柔らかさを味わいながらも、アーサーは思う。

「んんぅ…っ、ん、は、はっ…ゥ…ン…っ」

 自由な片方の手が、恐る恐るアーサーを阻もうと、胸に当てられる。
 だがあまりの弱々しさに、煽っているようにしか思えない。
 唇を解放し、その手も壁に縫いつけて、曝け出された小さな乳首にむしゃぶりつく。

「はァッ、や、ぁっ…だ、め…ぇ…っ、ぁッ、あッ、あッ、や…っ」

 れろれろと上下に弾くように舐めれば、腰が揺れる。
 ちゅるちゅると吸い上げれば、か細い嬌声を上げる。
 コリコリと甘く歯を立てれば、躯全体を震わせ、脚を擦り合わせる。

 凡そがその組み合わせで、吸い上げながら舐めれば腰を揺らしながら切なげに啼く。
 噛んだ乳首を歯の隙間から舐めると、淫らに腰を揺らしながら脚を擦り合わせ、膨らんだ股間を意識するものだから、とても卑猥だ。

「師団長…いえ、サリ。可愛いですよ」

 ココを乳首だけでこんなにして。言って股間を膝で師団服の上から強めに擦ってやる。
 すると、

「ッあ…っゃ、ああッ…あっ、ァはっ、や、ら、め…っらめぇ…ッ」

 回らなくなる舌。蕩ける目。
 いやいやをするように頭を振る姿に、苛虐心が煽られた。

 乳首に吸い付き、股間を膝で震わせる。

「ひゃっあッ! あぁっ! あぁーッ!」

 ビクビクビクッ、と面白いほど躯が跳ねて、アーサーは硬く主張する乳首を夢中で貪った。

「ぁあ…っや、あ、やめ…ちが…ああ! あふ、ふぅ、ん…っち、が…ん、ンン! ッは、ぁ、…こ、んな…っあぁっ!」


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