カミツキ!

18



「ぁん…ッ、はっ、はぁっ…! ゃっ、あ」

 不安定な姿勢が怖くて躯を捻って神にしがみつく。するとまたナカが擦れて思考が蕩け、涙で潤む視界にいつもの通学路があろうとも、羞恥もなにも分からない。

 神にもそれが伝わったのだろう。梓織を辱める場所ではなく祠の前へと戻り、所謂立ちバックの姿勢で身を寄せて微笑んだ。


「シオリ。極上の精氣を捧げよ」
「ぁ…、は、…ッ、ゃ、ら、やらぁ…っ」

 くにっくにっくにっ、

「ぁ、あぁッ!」


 秘孔のナカの『痼り』が、またひとりでに捏ね『動く』。


「はふっ、はっぁっあッあッ…ッ!?」


 繰り返す絶頂に疲れ切っているはずの梓織の手が、自らの性器を貫く花へと伸びる。

 しっかりと性器を掴み、梓織の手は花を素早く抽送して尿道を擦り、奥の『痼り』を前からも刺激し始めた。


「痼りの場所は浅すぎるのでな。擦りもするが、集中的に押し潰してはやれん。お主自身で愉しむが良い。…嗚呼、締まる…悦い…」
「、ッや、あ…っ! まっ、ら、め…っ、ァ! っクゅ…っ! クゅ…っィくィくぅ…っ! ぁっあ、〜〜〜ッ!」


 汗ばんだ背中がしなり腰がくねり、痙攣する。絶頂しながらも梓織は自らの尿道をずりゅずりゅと擦り続ける。


「…っは…っ、ぁっ、ぁん…ッゃ、あ…ッとめ、てぇえ…っ」
「駄目だ。学習しろ、シオリ」


 強過ぎる快感と終わらない絶頂に涙と涎を垂らして懇願する梓織の事は完全に無視し、神はするりと勃ち切った梓織の乳首に手を滑らせた。

 ふに、と押し倒されるだけで、目の前が弾けた。


「んあぅ!? ぁっあ、ゃ、やら、しょこ、しょこゃらぁ…っ! らめ、らめ、おか、おかひくなぅ…っ」
「ふ。すっかり乳も悦くなったな」
「ぁんっあっぁんっら、らめぇえ…っ!」


 シコシコと根元から扱かれると、より咥え込んだまらの形がはっきりと分かるくらいに密着して、きゅんきゅんと『痼り』が疼いて、気持ち良くて気持ち良過ぎて、怖くなる。

 神に抱えるように片腕を躯に回されてへたり込む事も出来ない。


「ッや、ぁ…っ、ゃ、ら、かみ、しゃまあ…っ」


 子供のように泣きじゃくりながら、ぢゅぽぢゅぽと自らの尿道を虐め続け、腰が勝手に揺れて神の肉棒をしゃぶる。


「ゆぅひて…っ、ひ、くっ、…っふ、ぅ…っ、もぉ、きもちぃの、ゃらぁ…っ」
「…そうか」


 必死の訴えが届いたのか、神はぴたりと乳首を捏ねる指先を止めた。

 梓織の腕も、神の意のままであった『痼り』も。…もっとも、自由になるわけではないが。



「シオリ。ではひとつだけ儂に願ってはくれまいか」



「は…っく、ひく…っ、なに、を…?」
「我が名を呼び、お主の名を捧げ、儂の巫女となる事を」


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