カミツキ!

13




「これは鉄色箭と言ってな。儂の眷属のようなものだ。これでお主の痼りを直に刺激してやる」
「じ、じか…?」
「そんなに期待するな」
「きッ期待なんかッ…!」
「ほら来い」


 神は梓織の躯を担ぎ上げ、薄暗い木陰と草むらに包まれた祠の側を離れた。すぐ隣、別の神の神社へと続く石段に座ると膝の間に梓織の躯を下ろした。

「っ、ゃ、やだっ、ここ…っ!」

 より明るい中、道行く人々に向けてぱかぁ、と股間を開かされている。

 いくら見えないと言われても、梓織からははっきりと見えるのだ。見えないという言葉も信用できたものではない。


「嗚呼。こうしているだけでも精氣が流れ込んで来る。愛いな、シオリ…昂奮するか。ほら、まらもまたこんなに硬くなっておる」


 性器を掴まれ、ぶるぶると震わされると、白い石段に先走り汁が飛んで丸い染みをいくつか作った。

 かぁあっ、と頭が茹だる。

 そして上を向けた性器の先端の孔に、こともあろうか神は手にした茎を押し当てた。



「ッちょッ、ゃ…! あ゙ぁ゙あ゙あ゙ッ!?」

「嗚呼、良い弾力と狭さだ。ほぉら呑み込んでいく…見ろ、シオリ。こんなものがお主のまらの中に潜っていく」



 ぴりぴりと引き攣れるような痛みと、ただ肉を圧し拡げて異物が性器のナカを突き進んで来る感覚。擦られる、それがまたじんッ…と痒くなる。

 それが、どんどん、奥へ。


(っど、どこ、まで…っ?)

「ッぁ゙、はッ…っあ゙、ッぁ゙…っ」
「舌も涎も垂らして…。そんなに悦いか、シオリ」
「ひぅッ!」


 くりん、と茎を回転させられるだけで全身が跳ねた。その姿を愉しみ、神は更に性器を犯す。



 つんッ

「ッひゃ、ア゙っ!?」

 奥の奥。

 目の前が真っ白に弾けた。圧倒的な快感。



「…此処か。どうだ、分かるか?」
「にゃっ、にゃに…っにゃにぃっ…?」
「知っているだろう」
「っわ、わか、にゃ…っ」
「…仕方ないな。此処はさっき儂が散々捏ね潰してやった痼りだ」
「ッえ、はっ…? っへ…?」


 痼り。秘孔の奥に指を挿し込まれて、嬲られた場所。絶頂させられた、あの、場所?


「此処は前からも後ろからも可愛がることが出来るのだ。ほら立て、儂の肩に手を置け」
「っゃ、やら…っ」


 まるで一輪挿しの花瓶のように性器からは毒々しい程鮮やかな橙色の花が生え伸びている。立ち上がり石段に座る神の肩に手を置けば、公道へ尻を突き出すような格好になってしまう。

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