籠絡 05 液体で蕾の表面を湿らせてから、つぷりと注射器を射し込み、残りの液体を全てナカに注入した。 「ひぁああっ！」 ビクビクビクっ、とサリは痙攣し、そのあともぶるぶると震えた。 「あッ…ぁは…っ」 「可愛いよ、サリ」 カイルはサリの足を下ろし、僅かに勃ちかけているサリの牡を撫でてから、乳首に吸い付いた。 「あぅ…っ殿下…っ」 チュッチュウッ コリコリ、ペチャペチャッ 「はぅ…っは…っ」 牡を無視し、乳首ばかりいじめていくばくか。 「はんっ…はぁあん…っぁ、はぁ…っ」 明らかにサリの声に甘さが含まれ始めた。 薬が効いたのだろう、見れば牡も勃ち上がっている。 「あぁ…っ殿下…っ熱いぃ…ッ」 牡の先からは涎が滲みだしてすらいる。しかし、まだだ。 カイルは苺サイズの玩具――ローターをサリの両の乳首を押し潰すようにテープで固定し、スイッチを入れた。 ヴィィィっ 「んひゃあぁっ…」 ローターが振動を始めると、サリは大仰なほど肩を震わせた。 微弱な振動が牡にまで伝わるらしい。カイルはサリのだらしなく開いたままの口にキスをして、心置きなく口内を掻き回し舌を絡め、唾液を飲ませた。 「ん、んふっ…んふぅッ、んむ…っ」 「イイコだねサリ、ちゃんと飲んで。僕も飲んであげるね」 言って開いた股間に顔をうずめ、カイルはサリの牡を口に含んだ。それきり、何もしない。ローターからの振動を連動して増幅させるだけだ。 「んぁああッ！ ぁっぁあっ、いぁっ、ぃけ、いけませ、あぁッ！」 ビクビク、と爪先まで伸ばして全身を震わせるサリ。その淫らな姿を見てカイルはほくそ笑む。 [＊前] | [次＃] 『幻想世界』目次へ / 品書へ |