タチ専が異世界転生したら超堅物ノンケで!? 11 「アーヴ、クオンそんな刺激じゃ焦れったいってぇ。ほら、もっと早く♪」 「ゃっらめ…っ」 「ああ…すまない、クオン…!」 ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ! ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ! 「あ゛ぁあ゛あ゛ぁ゛──ッ!!」 「すげ、大洪水だぜ」 がくがく腰をくねらせて悶える俺の淫水を顔面に浴びながらカーターが嗤い、躯の奥のシコリをアーヴの肉棒が激しく突き上げ押し潰し続ける。 「ね、気持ち? クオン、おしりでイく?」 激しい抽送にただただ強くて鋭いだけの刺激が、じわじわと甘く、あまくなっていくのを、『俺』は認めたくないのに。 「ぁ、ッあ、ぁッあッ…きも、ち…」 「え?」 「ぁっはっ…ッ、奥、ごりごりさぇるの、気持ちぃ…っ」 性的なことにほぼ免疫のなかったクオンの躯は、堪らなく素直だった。 さすがに周囲の同僚騎士達も一瞬完全に動きを止めて、顔を見合わせた。そしてまた嗤う。 「いっぱいシようね、クオン」 「ごりごりしたら潮噴いちゃうしな」 「このままイかせてやるからな…っ」 ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ! ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ! 「ぁー…っ、あぁ…ッきも、ち…っ…、も、も、らめ、らめ…」 脚が震えて、立ってられないのをアーヴが無理やり俺の腰を支えて犯し続ける。 ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ! ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ! 「らめっ…融けちゃ…っ、なん…ッな、か、来ちゃッ…れちゃ…ッ!」 「クオン、『えっちなおしっこ漏れる』って言って」 くすくす笑いながらディーンが唆かす。 (ンなことッ…! 言うわけ…ッ!) ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ! ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ! 「れちゃうぅ! ぁっぁっぁっ、らめ、れる…ッえ、えっちなおしっこもれちゃうぅ…ッ!」 クオン・アイリオスは超堅物であり、生真面目だ。 頭が茹だってなにも考えられず、快感に全身を舐め上げられて、花芯には一度も触れられないまま、口を開けて待つド変態の同僚の顔面にびゅるびゅるびゅるっ! と白濁をぶち撒けた。 当然、ネコがイっているのだ。『俺』は知っている。挿入されたままのタチの肉棒がどれだけヨく締めつけられるか。 ぶるぶる震える俺の肉壁を堪能して、それでも何度も前立腺を叩きつけた挙句、アーヴはたっぷりと俺のナカに白濁を注いだ。その量は蕾の縁からくぷくぷと溢れ出るほどだ。 へたへたとディーンの胸に崩れ落ちる俺の頭を彼が撫でる。 「クオンてほんとかわいいねぇ」 「…まだ足りない…」 「俺ももっと飲みたい…」 「ぁ、ぁん…」 カーターがぢゅるぢゅると音を立てて俺の花芯を吸い、白濁を舐め取るから、俺の薄れる意識がまた桃色に蕩ける。 「だめだめ、ほら、クオン限界だよ。これから毎日ヤれるから今日は我慢して。カーターはアーヴのでも飲んどいて。マスター、濡らしたタオル頂戴」 不服気な同僚達にディーンは言いつけ、慣れたように温かなタオルで俺の躯を拭う。 「でもやっぱり思ったより濃くなかった、クオンの」 「自慰するのか…クオン…」 「妄想しておっ勃てんのやめね? 好き過ぎね?」 「クオンが可愛過ぎるのが悪い…」 そんなふたりに背を向けて、ディーンが俺の耳に囁く。 「ハジメテのネコちゃん体験どうだった? タ・ツ・ミ・君♪」 「っ…?」 虚ろな脳内に、なにか聞き逃せない言葉を聞いた気がしたけれど。 もはや疲弊し切った躯が微睡みに沈んだ。 end. [*前] | [次#] 『幻想世界』目次へ / 品書へ |