タチ専が異世界転生したら超堅物ノンケで!?

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「アーヴ、クオンそんな刺激じゃ焦れったいってぇ。ほら、もっと早く♪」
「ゃっらめ…っ」
「ああ…すまない、クオン…!」

 ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ!
 ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ!

「あ゛ぁあ゛あ゛ぁ゛──ッ!!」
「すげ、大洪水だぜ」


 がくがく腰をくねらせて悶える俺の淫水を顔面に浴びながらカーターが嗤い、躯の奥のシコリをアーヴの肉棒が激しく突き上げ押し潰し続ける。

「ね、気持ち? クオン、おしりでイく?」

 激しい抽送にただただ強くて鋭いだけの刺激が、じわじわと甘く、あまくなっていくのを、『俺』は認めたくないのに。


「ぁ、ッあ、ぁッあッ…きも、ち…」

「え?」

「ぁっはっ…ッ、奥、ごりごりさぇるの、気持ちぃ…っ」


 性的なことにほぼ免疫のなかったクオンの躯は、堪らなく素直だった。
 さすがに周囲の同僚騎士達も一瞬完全に動きを止めて、顔を見合わせた。そしてまた嗤う。

「いっぱいシようね、クオン」
「ごりごりしたら潮噴いちゃうしな」
「このままイかせてやるからな…っ」

 ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ!
 ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ!

「ぁー…っ、あぁ…ッきも、ち…っ…、も、も、らめ、らめ…」

 脚が震えて、立ってられないのをアーヴが無理やり俺の腰を支えて犯し続ける。


 ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ!
 ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ!

「らめっ…融けちゃ…っ、なん…ッな、か、来ちゃッ…れちゃ…ッ!」
「クオン、『えっちなおしっこ漏れる』って言って」

 くすくす笑いながらディーンが唆かす。

(ンなことッ…! 言うわけ…ッ!)


 ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ!
 ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ!

「れちゃうぅ! ぁっぁっぁっ、らめ、れる…ッえ、えっちなおしっこもれちゃうぅ…ッ!」

 クオン・アイリオスは超堅物であり、生真面目だ。
 頭が茹だってなにも考えられず、快感に全身を舐め上げられて、花芯には一度も触れられないまま、口を開けて待つド変態の同僚の顔面にびゅるびゅるびゅるっ! と白濁をぶち撒けた。

 当然、ネコがイっているのだ。『俺』は知っている。挿入されたままのタチの肉棒がどれだけヨく締めつけられるか。

 ぶるぶる震える俺の肉壁を堪能して、それでも何度も前立腺を叩きつけた挙句、アーヴはたっぷりと俺のナカに白濁を注いだ。その量は蕾の縁からくぷくぷと溢れ出るほどだ。

 へたへたとディーンの胸に崩れ落ちる俺の頭を彼が撫でる。

「クオンてほんとかわいいねぇ」
「…まだ足りない…」
「俺ももっと飲みたい…」
「ぁ、ぁん…」

 カーターがぢゅるぢゅると音を立てて俺の花芯を吸い、白濁を舐め取るから、俺の薄れる意識がまた桃色に蕩ける。

「だめだめ、ほら、クオン限界だよ。これから毎日ヤれるから今日は我慢して。カーターはアーヴのでも飲んどいて。マスター、濡らしたタオル頂戴」

 不服気な同僚達にディーンは言いつけ、慣れたように温かなタオルで俺の躯を拭う。

「でもやっぱり思ったより濃くなかった、クオンの」
「自慰するのか…クオン…」
「妄想しておっ勃てんのやめね? 好き過ぎね?」
「クオンが可愛過ぎるのが悪い…」

 そんなふたりに背を向けて、ディーンが俺の耳に囁く。


「ハジメテのネコちゃん体験どうだった? タ・ツ・ミ・君♪」
「っ…?」


 虚ろな脳内に、なにか聞き逃せない言葉を聞いた気がしたけれど。
 もはや疲弊し切った躯が微睡みに沈んだ。


end.

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