タチ専が異世界転生したら超堅物ノンケで!?

05


 同僚──カーターの太い指が俺の舌を摘まんで弄る。唾液が溢れてテーブルに滴っていく。

 くちゅ、…くちゅ、
 ぺちゃッ、ぺちゃぺちゃッ、

「ぁ…っう…ふぇ…ゃあ…」

 細かい皺を拡げるように丁寧に、蕾のスキマにじわじわと生ぬるい液体がナカに染み入って来るような感覚に襲われる。


 じゅわ…じゅわ…っ


 知らない。こんな、感覚は。

 押さえつけていただけの手達も隙をついて上半身の衣服も乱していく。
 双丘を両手で揉むようにしながら、アーヴがしゃぶりつく蕾に「アーヴ、僕にもー」とディーンも割り込み、2枚の舌が双丘の谷間やら陰嚢へ続く筋を舐め回す。
 腰に、背中に快感が走り抜ける。

「んぁ…ふッ…」

 喘ぎが漏れるが、舌をカーターに弄り回されている所為で情けない音にしかならない。
 目の前がぐるぐるする。酔っているということばかりではなさそうだ。涙が浮いて、ぎゅうとテーブルにしがみ付く。

 ちゅる、ぴちゃ、くちゅ、くちゅ…

 弱い粘膜を2枚の柔らかい軟体が舐め回して、くすぐって、軽く抉って。
 腰が揺れて、止まらない。

「は…っ、ん、ふ…っ」
「クオン、気持ちぃ?」

 後ろから離れたディーンがしゃがみ込んで、俺の頬を撫で撫でと触れながら微笑む。

「すごいよぉカーター。目がハートだよ。とろっとろのかわいー顔ぉ」
「全然エロいことに耐性ないとこうなんのかな」

 くつくつとカーターも笑いながら、口内から唾液でドロドロになった指を抜いた。

(エロいことは…っ散々…! ヤってきてるわ…!)

 俺の中で『俺』が喚くが、躯は全然言うことを聞かない。

「ほらコッチも反応してるぜ」
「んァ…! ぁ。う、そ…な、んで…」

 カーターに掴まれた花芯が張りを持ち始めているのを、男の指の感覚で知る。こんな、明らかにネコのような扱いをされているのに勃つなんて。
 同僚達が小さく笑う気配がする。

 カーターが俺の花芯を扱き、アーヴの指先がぬとぬとに濡れそぼっている蕾の表面を撫でて、途端にぞくッと全身が強張った。
 それに気付いたのだろうか。アーヴは俺の顔を覗き込む。


「あれ、クオンやっぱり知識ある?」
「え、経験者?」
「いや、コレは処女だよ」


 カーターが問うのに、クニクニと蕾を軽く押し込みながらアーヴが答える。更に『俺』は青褪めるが、俺の躯はびくんと跳ねた。

「ぁッ…ゃ…!」


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