タチ専が異世界転生したら超堅物ノンケで!?

06



「いっつも生真面目なのに知識だけあるなんてクオンってエッッロいね〜!」

 ディーンがにこにこと無邪気に笑いながらちゅっちゅっとキスをする。

「いつもムッツリ妄想してたの? 言ってくれたらいつでもヤってあげたのに〜」
「ち、ちが…」

(違、わないけど違う!!)

 確かに『俺』が同僚達で妄想してたのは事実だが、それは犯す方だ。
 女の子の柔らかい躯も大好きだが、『俺』の生きてた頃には騎士達が周りなど当然いなかった。あの鍛え抜かれた筋肉を暴いて犯して啼かせたい──しか考えていない。

 クオン・アイリオスが同僚達に犯されたいなんて願ったことはかつて一度もない。


 そのままぐいとアーヴの体重が背に掛かる。テーブルに押し付けられる。指が。舐め回された、蕾、に。押し、込まれ、て。

「ぁ…っあ、ゃ、やだ…やめ…」

 肉の襞を、押し拡げて。

「ゃっ…やぁ…ッ」

 にゅ、ぷ。

(は、いっ…て…)

「すげ…アッツ。奥うねる…」

 にゅ、ぷ、ぷ、ぷ…

「ぁ、ゃ、らぁ…っ」



 太い指がじわじわと労るようにゆっくりと俺のナカを突き進む。異物を感知したナカはそれを追い出そうと懸命にそれを締めつけるから、俺の腰は勝手にはしたなく揺れた。


 知らない。
 知らない、知らない、知らない。

 こんな感覚を、『俺』は。

 もちろん、俺も。


「はぁ…クオンのちんぽォ…」

 テーブルの下に潜り込むようにして、カーターが俺の半勃ちの花芯へむしゃぶりついた。

「ひゃあっ!? ぁっぁんッくッ!?」

 突然の刺激に全身が跳ね、そうするとアーヴの指がナカを掻き回して俺の躯は抑制が利かなくなって。
 のた打つ俺を押さえつけてふたりは指を挿れ花芯を舐め回し続ける。

「んぁッ…! ぁっひ、ゃ、ゃらぁ…ッ!」
「ん〜ごめんね? カーターはちんぽしゃぶるの大好きなド変態だし、アーヴはクオンのこと好き過ぎるからさ?」

 テーブルに頬をついて視線を合わせ、涙を流す俺の頭を撫で続けてディーンが言う。

「クスリ漬けにして貞操帯管理するお前の性癖が1番やべーだろ…」
「かわいいよぉ? 涎だらだら垂らしてイかせて、イかせてって懇願してるの。あはは、そんな怖い顔しなくてだいじょーぶだってアーヴ、クオンにはしないから」


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