A&D 2 12 「私は今のところ、ウーノくんを気持ちヨくさせる方法をあとひとつしか知りませんが…それでもいいですか?」 「ッ、ふ…!」 猛り切った股間をウーノの尾の根元に擦りつける。びくんと大きく彼の躯は跳ねたが、それでも彼は振り向いた。 「!」エディルの胸倉を掴み、潤んでいるものの強い光の紫の瞳で睨みつけた。 「天使の癖にまどろっこしい事、言ってんじゃねぇ…ッ、っふ、ゥ…っ、俺に、お前が、挿れてぇだけだろが…っ!」 その表情に、ゾクリとした。 決して力の強い悪魔ではない。現にエディルの法術からは全く逃れられない。 なのに、精神が折れない。 蕩け、乱され、暴かれても、彼は彼自身を手放さない。 「ああ…だから貴方が好きです。捕まえてでも欲しかった。…そうです。私はなんて罪深い…」 呟いて、夢中でキスを返す。息もできないほど性急に。 「犯させてください。私に。貴方を。私のモノで貴方のナカを掻き回して、喘ぎ啼く貴方が見たいです。何度も何度もナカに精子を注いで、その感触に悶えて絶頂する貴方が見たいです。永遠に見ていたいです」 「っお、ゃ…ッ、待、そこまでは…ッあっ、あっ!」 広いベッドに押し倒し、衣服を剥ぎ取った。 腰を突き出させつつ支えて膝立ちにさせ、濡れそぼった牡からヌメリを指に補い、固く閉じている蕾を撫で回す。 花芯には金属製のプラグが挿し込まれたままで、屹立した肉の頂点に輪が揺れる、その正面に鏡。 「や、ぁ…ッ!」 ウーノの肩や首にたくさんのキスマークを散らしながら、にゅくにゅくと中指で蕾をマッサージする。 ローション替わりに愛液を掬い取っていく手慣れた動きにも、ウーノははぁはぁと獣のような吐息を零す。お陰でほとんど時を掛けずに、蕾が開き、柔らかい肉壁がエディルの指を受け入れた。 双丘に掌を添えるようにして、中指を深く深く穿ち、熱くねっとりと絡みつくウーノの内側を確かめる。 「ん、ぁ…」 「狭いですね。あれから、誰ともエッチしてないんですか?」 「す、するか!」 [*前] | [次#] 『幻想世界』目次へ / 品書へ |