A&D 2

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 固い金属が液体しか通さないはずの孔を押し拡げ、その途中の凹凸が狭い尿道の内側を抉り、擦り、湧き上がる異物感に全身が追い出そうと粘液を生成して、隙間からぷちゅぷちゅぴゅるぴゅると止め処なく愛液が溢れ出る。

 なのに、尾を食み続けられている所為で腰に走る快感と悦楽が頭の中でぐちゃぐちゃに混ざり込む。


 強烈な違和感は快か、不快か、分からなくなる。


 レロレロとしなやかな黒い尾を舐めて嬲りながら、エディルは泣きながらも最後までしっかりと金属の棒を呑み込んだウーノの牡に口角を上げた。

 真っ赤な先端に金属製のリングだけが垂れ下がり、透明な粘液でしとどに濡れながらも内側から屹立させられている。

 尾を口から離すと、エディルはこどものようにぼろぼろ泣いているウーノの顎を掴んで身を寄せた。

「見てください、ウーノくん。這入っちゃいましたよ」
「あ…ふ…ぅ、そ…」
「嘘じゃありません。おち○ちんのナカぐりくり、気持ちイイですね〜」
「あッあ゛ッ!? やだ、それやだぁ!」

 リングを掴んでほんの少し抜き挿ししただけで、ウーノの背はしなり、ぷちゅちゅッと愛液を散り飛ばした。

「ダメですよ、ちゃんと見ないと。ほら、ウーノくんのおち○ちんから棒が出たり入ったりしてますよ。一緒に愛液こんなに漏らして、そんなに好きなんですね」

 ぷちゅっ、くちゅッ、ぷぴゅッ、ぐりゅッ

「ぁッひ…! ぁ゛、ん゛ぁ…ッ!」

 赤い肉の先端に金色の棒が埋もれ、粘液を掻き出しながら抜かれる。
 その動きは。


「…ぁ…ッ」

 うず…、

 その僅かな腰の疼きを、密着したエディルが気付かないはずはない。


 はぁ、と自らも既に猛る雄を秘めながら、エディルはウーノの顎を引いてキスをした。

「おち○ちんに挿れられて、おしりのナカにも挿れて欲しくなっちゃいました?」
「んッ…ち、ちが、」


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