Mother's Milk

07


 蔦は襞を掻き分け、ぐるぐると中の熱い肉を解しながら嬲って、そして染み込ませるように大量の蜜を吐き出した。

 じゅぷ、ぐちゅ、ちゅぷっ、

 卑猥な水音を呈しながら、ピストンを行われる。何度も何度も突き上げられる感覚、そしてじんわりと熱く火照り始める、躯の中心。

 徐々に勃起した性器は、すぐに子供の口に咥えられる。そして尿道をくすぐられ、フェイは唇を噛み締めた。

「っくぅんんん…ッ!」
「すごい、フェイ。ココからもミルク、出てくるよ」

 ツン、とガランがつついたのは乳首で、見れば、いじられてもいないそこから、とろとろと母乳が溢れ続けている。フェイは顔を真っ赤にした。

「っや、やだっ…!」
「どうして? ほら、おいしいよ?」

 ぺろりと舌に絡めた母乳を、口移しで与えられる。当然フェイは顔をしかめて拒否しようとするのだが、素早く重ねられた唇と舌に、確かに甘い味が広がり、複雑な気分になった。

「ね? ほら、お前達もママのミルク、お飲み」

 ガランは残ったふたりの子供を抱き上げると、仰向けになったフェイの胸に乗せて、その唇をフェイの乳首に当てがった。
 小さくて熱い舌が、ぺろりとそこを左右同時に舐める。


「はッぁん!」


 躯に電流が走ったようになって、性器と胸に甘い痺れが駆け抜けた。ぎゅうっ、といろんな場所から液体が放出されたのが、フェイ自身にも嫌というほど判った。

 『ミルク』が出ると判ると、子供達はそれぞれの場所に夢中で吸いついた。しかも今なら、兄弟と喧嘩することもなく、ゆっくりとたっぷりと、食事にありつける。

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