犬が舌を垂らすとき

07


 背後から突かれる振動のままに、シラは尖らせた舌を太い性器に絡ませ、次第に我慢できなくなって、口内にぱくりと咥え込んだ。

「はむっ、んっふっ、んっんっは、ふ…っ」

 犬のニオイがする。
 躯が熱くなって、なにもかもがどうでもよくなった。

***

 2匹の大型犬と、狼の耳と尻尾を持つ少年が絡み合い、激しく交合をする様を、飼い主は満足気に眺める。そして隣を見ると、興奮して見入っている客の男の股間がはちきれんばかりにテントを張っていることに気付いた。

「どうです? 彼のようなものなら、あれだけの反応を見せるようですよ」
「あ、あ、あの子は買えんのですか」
「シラですか。シラはいけません、私の大切な唯一の人狼ですから。ですが、材料を用意して下さるのなら、お詫びも込めて、ひとり目は無料で彼のような姿にしてあげましょう」
「ほ、本当ですか」
「ええ。どうです? シラを差し上げることは出来ませんが――」

***

 セント・バーナードが太い性器をずるりと引き抜く。
 グレート・デンの腹の下に頭を潜らせるようにして性器をしゃぶっていたシラは、突然刺激がなくなってがくりと崩れた。

「ぁふっ…は、はぁ…っ、はぁ…っ、お、客さま…、も、よろしいですか…?」

 振り返ろうとすると、すぐにグレート・デンがシラの熱く蕩けた蕾のところへ駆け寄り、溢れ出すセント・バーナードの精を舐めるようにする。

「は! ぁう…っ、あ、お、おきゃくさまっ…!」


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