アクマノサカナ

07



「んはぁああっ…!」

 しかしそれは確かに、氷晴に快楽を与え、氷晴は全身をビクビクさせて、受け入れてしまった。

――蛸に犯されて、感じるなんて…。

 情けないとか、はしたないとか、思う気持ちもあるのだが、それよりも躯は正直で。

「気持ちいぃ…っぁ、あぁあ! や、ぁ、あ…っ、おーさま…っおーさまぁ…ッ! あぁ、あん、イかせて…ッ、も、イかせて下さいぃ…! はぁ、ヘン、なるぅ…! あぁっ…イイ…!」

 尻を振り、ア○ルを締め付けて、氷晴は必死に懇願し続けた。
 ぶるぶるとア○ルに潜る足が震えたかと思うと、王は一気に氷晴のペ○スを解放した。

「はぁあん! あぁッ! イくっ! 出るぅっ!!」

 びゅるるッ
 びゅる、びゅるッ
 …ぴゅく…ぴゅく…っ

 我慢していた分、大量の精が飛び散って、かつてない解放の快感に、氷晴はうっとりとして崩れ落ちた。

 ヒバ、と叔父の声を聞いた気がした。


+++


 ヒバ、と呼ぶ叔父の声で、目が醒めた。

「ぁ…?」
「ヒバ! 大丈夫か?!」
「叔父さ…あれ…?」

 叔父の腕に抱えられて、見ればちゃんと服も着ている。
 だが、ア○ルやペ○スが、ずくずくと疼くように痛む。

 周りを見ると甲板で、大きな蛸壷もそこにあるが、王が見えない。

「叔父さん…王さまは…?」
「あの忌々しい化け物なら、海に帰りやがったよ。お前まで連れて行こうとしやがったから、大変だったんだ。気付けて良かった」


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