アクマノサカナ 07 「んはぁああっ…!」 しかしそれは確かに、氷晴に快楽を与え、氷晴は全身をビクビクさせて、受け入れてしまった。 ――蛸に犯されて、感じるなんて…。 情けないとか、はしたないとか、思う気持ちもあるのだが、それよりも躯は正直で。 「気持ちいぃ…っぁ、あぁあ! や、ぁ、あ…っ、おーさま…っおーさまぁ…ッ! あぁ、あん、イかせて…ッ、も、イかせて下さいぃ…! はぁ、ヘン、なるぅ…! あぁっ…イイ…!」 尻を振り、ア○ルを締め付けて、氷晴は必死に懇願し続けた。 ぶるぶるとア○ルに潜る足が震えたかと思うと、王は一気に氷晴のペ○スを解放した。 「はぁあん! あぁッ! イくっ! 出るぅっ!!」 びゅるるッ びゅる、びゅるッ …ぴゅく…ぴゅく…っ 我慢していた分、大量の精が飛び散って、かつてない解放の快感に、氷晴はうっとりとして崩れ落ちた。 ヒバ、と叔父の声を聞いた気がした。 ヒバ、と呼ぶ叔父の声で、目が醒めた。 「ぁ…?」 「ヒバ! 大丈夫か?!」 「叔父さ…あれ…?」 叔父の腕に抱えられて、見ればちゃんと服も着ている。 だが、ア○ルやペ○スが、ずくずくと疼くように痛む。 周りを見ると甲板で、大きな蛸壷もそこにあるが、王が見えない。 「叔父さん…王さまは…?」 「あの忌々しい化け物なら、海に帰りやがったよ。お前まで連れて行こうとしやがったから、大変だったんだ。気付けて良かった」 [*前] | [次#] 『幻想世界』目次へ / 品書へ |