アクマノサカナ

05


 蛸に乳首やペ○スやア○ルをいじられ、気持ち悪くて恐かったはずなのに、躯が熱くて堪らなくなってきている。

「はぁッ、ゃああ…っあッ! そこッ、そこぉ!」

 氷晴のペ○スは完全に蛸によって勃起させられ、ぬるぬると光っているのはきっと、蛸の粘液だけではない。

「んあぁっ、はッ、はぁっ、ど、どうしよ…っ」

 どこもかしこも王の足に支配されて、躯中に渦巻く感覚が、快感なのだと、氷晴は気付いてしまった。

「んはっ、はっ、はぁっ、やだ…っ、気持ちいぃ…っ」

 相手は蛸なのに。
 自分は男なのに。

 王の足はスムーズにピストンを繰り返し、ナカを掻き回し、探るように奥まで進む。
 時折射精してしまいそうなくらいイイところを掠めて、その都度きゅうッ、とア○ルを締め付けてしまう。
 そんなことを何度も繰り返していたら、王は遂にその場所を覚えてしまったらしい。
 重点的に、そこ――前立腺――を突き、攻め始めた。

「ひゃああぁんっ! んやぁあっ! やだ、ああっ、ああんっ、そこ、そこだめぇ!」

 せり上がって来る吐精感を、必死になって耐える。
 いくら気持ちいいなんて思ってしまっても、前立腺を突かれても、ペ○スを擦られていても、それでもやっぱり、相手は蛸である。

 蛸にア○ルを刺激されてイくと言うのだけは、最後のプライドで避けたかった。

 ぬちゅ、ぬちゃッ
 クチュクチュクチュクチュ
 にゅ、にゅちゅぅっ…


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