君が判りません・後篇

09


 後藤はきょとんとしているが、俺はもう止まれなかった。

 ちゃんとイきたい、とか。
 そんなんじゃ、なかった。

「あっあっ、あいしてる…っ、あいし、ひくッてる、から…っ、ッふ、ゥ、それ、やめて…っ!」
「…そんな言い訳みたいな使い方されてもね」
「ちがっ、あいし、ひくっ、うッ、あいしてる、からぁ…ッ」

 俺はきつく目を瞑った。





「ッごと、の、が…欲しぃ…っ!」





 そんな玩具じゃなくて。

 完全にブッ飛んでる俺は、しゃくり上げながら、そんな恥ずかし過ぎる『おねだり』を、してしまっていた。

 一瞬後藤の顔が完璧に固まり、それから一気に赤面した。
 後藤にしては珍しい表情だった。

「ッ先生、俺をどこまで煽んの…!」
 ぐちゅ、ぐちゅうッ
「あぁッ、あ、あ」

 性急な動きで、後藤が動いたままのバイブを引き抜く。ごとん、と床に落ちたそれは、ヴィン、ヴィン、と卑猥に動き続けた。

 そしてヒクつくア○ルに、後藤の性器がずぶりと挿入される。

「あぁああァんッ! 熱っ…あっあっおっき…! ひくッ、ぁふ、ふ、ぁあ…っき、きもちぃ…っ!」
「ッこの、淫乱教師っ…!」

 頬を赤らめたまま、後藤はパンパンと音がするほど激しく俺を犯した。

 俺は泣きながら後藤にしがみついて揺さぶられ、見る間に追い詰められて、

「ぁッあッ、イ、ゃ、イっ…!」
「駄目だよ、まだイかないで…っ」

 イく、と思った瞬間に、後藤に性器の根元を握り締められ、射精を堰き止められてしまう。

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