君が判りません・後篇

10


 なんで、嫌だ、と喚く俺に、後藤は優しくキスをした。

「もうちょっと…我慢して…っ、一緒、に…ッ」

 グチュッグチュッグチュッ
 パンッパンッパンッパンッ

 ただでさえ限界だった俺は、後藤に全てを掌握される以外になく。
 繰り返される抽送に夢中になって、声が嗄れ果てるまで喘ぎ続けた。
 内壁を、ア○ルを擦られる度に、全身に甘い痺れが走る。涙が止め処なく溢れた。

「っく、先生っ――!」
「ひぁッ、あああぁああっ!」

 ドクン、とナカで後藤が弾けたのを感じたと同時に、性器への締め付けが緩み。

 びゅくんッ!
「あ、ひ…ひぅ…ッはっ…はぁ…っ」

 やっと俺も、射精することが出来た。

 だが、息を整えながら俺は、抜こうとしないナカの後藤のモノがサイズが、全く変わっていないことに気付く。

「ぅ…ぁ…?」
「ごめん、先生…このまま、続き、いくね」
「ぇ…っぁ、嘘ッ、あっあっ――!」

 若者の精力の恐ろしさを忘れていた俺は、そのまま抜かずに4R続行された。

 奇跡的に意識を失わずにいられた俺に、まだ性器を抜かない後藤は、さすがに疲れた顔で囁いた。

「…先生が、悪いんだよ…?」
「ぁ、は…けほっ…」
「もう絶対放さない…。好きだよ、先生…大好き…」

 呪詛のように言い続けながら、後藤はまた、律動を開始した。




 当然のことだが、俺はその後、料理など出来ようはずもない躯にされた。



end.

- 77 -
[*前] | [次#]

『学校関連』目次へ / 品書へ


 
 
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -