好きってなんですか?

05


 ようやく糸を引いて顔を股間から上げたかと思えば、にやりと笑って自分の性器を俺の顔の前にちらつかせてくる。筋の立った立派過ぎるイチモツだ。

「お尻舐めるの、やめて欲しい? 先生」

 問いかけにこくこくと懸命に肯くと、後藤は自らの性器を俺の口許に宛がいやがった。

「じゃあ先生も舐めて。俺が良いって言うまでね」

「冗談…っ!」
「またお尻の孔、舐め回されたいの?」
「ッ!」

 直接的な言葉に恥ずかしくなって、そして後藤の手にある携帯の存在を思い出して、渋々後藤の性器に舌を伸ばす。
 熱くて硬い。手が使えないので懸命に舐めていると、後藤はまた写真を撮っては悦に浸った。

 大きな性器を舐めている間に、徐々に苦味が走る。呻くと後藤はにこりと微笑んだ。

「もう良いよ先生」

 良かった、これで終る。そう思ったのも束の間だった。


 つぷっ、とア○ルに違和感。


「ひぁあっ?! ゃ、ごと…っ約束、ちが、」
「なんで? お尻の孔はもう舐めてないでしょ」
「ひぁ、あ、そん、なァ…っ」

 濡れそぼったソコを拡げられる感覚。ナカで掻き回しうごめく指。

「ぁっ…ぁッ…」

 熱い。
 ダメ。
 ダメ。

 危険信号とは裏腹に、頭は痺れ、躯は麻痺して快楽だけに溺れる。


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