君が判りません・後篇

04


 ぐりゅ、ぐりゅ、と玩具がナカをえぐる度に足が止まり、落ちないようにア○ルを意識し続けないといけないものだから、遅々として進まない。
 後ろからは後藤がまた俺の痴態を撮影していて、恥ずかしいし悔しいしで体温は上がる一方だった。
 しかも。

「ほらほら先生。お尻の孔からずるずる出てきちゃってるよ。俺の前でう○ちしてるみたい」
「っ!!」

 今日の後藤は、いつにも増して、直接的な言葉でわざわざ実況を入れてきて、俺は逐一翻弄されてしまう。

 ようやくダイニングに着き、安心した途端、ずりゅっ、とまた玩具が抜け落ちた。

「ひぁんッ!」

 落ちる瞬間の感覚が堪らず、俺はまた床に座り込んだ。

「ぅわ、凄いね先生。見て、ヌルヌル…判る? ほら」
「ッふ、ぅうんっ…ゃ、あ…」

 後藤が俺の性器に玩具を擦りつけてくる。触られてもいなかった俺の性器は、重なる羞恥と、認めたくはないが、ア○ルへの刺激で、情けないくらい完勃ちだった。

 そして後藤が言うように、溢れた先走りで全体がヌルヌルになるほど、卑猥な姿を呈していた。

「先生ってほんとエッチだね。かわいいよ」
「だ、れが…ぁ、ぁん…ッ、こ、こんな、」

 こんな、躯に。

「うん、俺だね」

 後藤は実に嬉しそうな顔で俺に抱きつき、何度も啄ばむようなキスをした。
 キスをしながら、俺の股を開き、また玩具を握らせる。

「はむ…ぁ、はぁっ…」
「今度は前から挿れてみよっか」
「や、ぁ…ッ」


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