ガマンできないっ

06



「間に合って良かったぁ」

 少し弾む息で、へらりと笑う彼のことを、正しく認識できない。

「ぁ…ぁ…?」
「ああ、泣いちゃってる。エッチでカワイーとこ、いっぱい見せてくれてありがと、古場せんせ。約束通り、ちゃんとキレイにしてあげるからね」

 ベルトを外し、スラックスをずり下ろす笠原を、両手で口を覆いながらただ見つめる。膨らんだオムツが晒されて、更に頭が茹だってわけが判らなくなってくる。
 笠原はぱんぱんのオムツをすりすりと撫でると、

「いっぱいお漏らししちゃったね、先生…」

 ちゅっ、と軽く稔の唇にキスを落とし、それからぶちぶちとオムツを破り取った。ばたっ、と重たいオムツが床に落ちて、同時にぬ゛るりとバイブがア○ルが抜け落ちた。

「ひぁっあ…ッ」

 笑う膝。しっとりと濡れたペ○スが外気に晒され、ぶるぶるっと背筋にまた違う震えが走った。
 籠に閉じ込められたペ○スはいかにも情けなく、くん、と鼻を寄せられると「ひ…!」なけなしの理性で逃げようと身を捩ったが、効果はなかった。

「どう、先生? 教室で、授業中に、生徒の前でケツマ○コ犯されながらおしっこお漏らしした感想は?」
「ふ…っく、ぅ…ッ」

 ぺちゃ、ぺちゃ。ちゅ、ちゅ、ちゅ。

 籠の中のペ○スを、笠原の舌が、唇が、丁寧に愛撫する。耐えがたくて恥ずかしいのに、背後の鍵を開ければきっとなんとか逃げられるはずなのに、どうしても躯が動かない。
 床には稔の痴態の証である濡れたオムツと、変わらぬ速度で蠢き続けるバイブ。

「ゃ、めて…かさ、はら、く…」
「ダメだよ、先生。おしっこ漏らしちゃったんだからキレイにしないと。俺以外にこんなことしてくれるひと居ないでしょ?」

 ただでさえ締めつけられたペ○スが苦しいのに、淫猥な水音を立てて鈴口ばかりを舐め回され、腰にあまい電撃が走り続ける。背にした個室のドアが、僅かにがたがた音を立てる。

「ゃあ…ああ…っゃ、だぁ…っ」

 上げる声は悲鳴だか嬌声だか判らないが、涙に滲んで稔自身も初めて聞くくらいに情けなくか細かった。


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