不協和音

07



「ぅあっ…ぁ、や、嫌…ッ、イタっ…あ、ゃん、やぁ…っ! ぁん、ぁ、ん、んぅ…っ」
 くちゅッ、くちゅッ、ちゅぷッ、ぷちゅッ
「あぁッ、あ、ひ、ひぃっ…! ぁ、あんっあんっ!」

 タクトを動かされる度に、俺のちんこからは先走りがどんどん溢れて、濡れた音が大きくなっていった。

「兄さんのココは、挿れるより挿れられる方が好きでしょ? こんなにお汁零して…」

 卓也の冷静な声が、一切乱れていない服装が、俺の羞恥心を煽る。
 悔しくて情けないのに、俺のちんこはタクトで芯を通されている所為なのか、萎える気配を見せない。

 卓也がまた乳首に吸い付いてくる。女に比べて格段に小さく、胸の膨らみもない分、そんなことはしづらいだろうに、器用に卓也の舌は俺の乳首に絡み付いてきた。

「は、ぁう…! た、くゃ…やめ、おま…っ、おか、し…っ」

 なんで俺は嫌いだったはずの弟にこんな目に遭わされてるんだ。
 なんで俺は学校で、音楽室で、ピアノの上で。弟に、男に。裸に剥かれて、キスされて、ちんこにタクトなんか挿れられて、乳首舐め回されて。

 なんで。

「おかしくなんかないでしょ? 好きなひとを抱きたいって思うのは、当然じゃない」
「ぃあッ! あっ、や、ゃぁ…っ」

 クリクリとタクトを回転させられると、目の前で火花が散る。

 卓也は俺の先走りを指先で掬うと、俺のア○ルに塗りつけ始めた。

「ひッ?! な、やめ、触んな…っ」


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