in 【化学室】

赤羽 涼の場合 4


 唇を離してひと息つき、荒い呼吸を繰り返す彼に、涼はそっと囁いた。手は、真尋の膨らみ始めた股間に。

「ひゃぅっ?!」
「真尋さん、いやらしいですね…ここ、勃っちゃってますよ…? キス、そんなに気持ち良かったですか?」
「んぁ、あ、ち、違…や、やめ、だめです、触らないで…」
「何が違うんです? 私といるときにいきなりペ○スを勃起させるなんて…真尋さんは淫乱ですね」

 じぃい、と焦らすようにファスナーを開き、キスをしながら下着のスリットからペ○スを取り出す。半分勃ち上がったそれを指先でくにくにといじると、真尋は耐えきれない様子で腰を揺らした。

「ふぁあっ、あ、や、だめ…やめて下さい…っ!」
「何故です? 真尋さんのペ○ス…触られて嬉しそうに涎垂らしてますよ? ほら」

 ねとりと糸を引く指を、真尋の眼鏡の前で動かしてみせる。
 真尋の顔が耳まで真っ赤になる。

「本当、いやらしいひとですね。私が欲しいですか?」
「はっ…? ぁ、ぇ?」

 思考が追いつかない様子の真尋に、涼はにやりと笑って、彼が先程まで準備をしていたガラス棒を手に取った。舐めて濡らすと、真尋のペ○スの先――尿道口に押し当て、ずぷりと埋めていく。

「ぅあ゛あ゛ぁあッ?!」

 ぼろぼろと真尋の瞳から、生理的な涙が落ちる。
 好きな相手は可愛がりたい質の涼だったが、泣き顔もそそるものがあった。もっと見たいと思う。

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