in 【屋上】

秋山 汐の場合 6


 
「んっ、ぅ、ぅうっ…!」
「冴、冴、気持ちいい…っ?」

 腰を激しく揺らめかせながら、涙を流す冴の表情を堪能する。フィルムを残しておけば良かったと僅か後悔した。

 お互いのペ○スは硬く芯を持ち、愛液に濡れてくちゅくちゅと卑猥な音を鳴らす。
 ぐりゅっ、と思いがけない方向に滑ったりするのが、快感だった。柔らかな睾丸同士まで潰れてしまうのではないかと思うくらいに押しつけ合って、貪った。

「し、お…っ、や、だ…ぁ…っ」
「気持ちいい癖に…っ、冴のち○こ、ギンギンのまんまだぞー?」
「ひ、ぅん…っ、だ、だめ…っで、ちゃ…ッ」
「出せよ、冴…ッ、一緒、に…っ」

 ぞくぞくと駆け上がってくる吐精感。ぬちゃぬちゃと音を立てるペ○スに煽られて、汐は腰の動きを更に早くする。ペ○スで冴の睾丸を突くようにしたり、会陰にサオを滑らせたりして、追い立てる。

「っは、ぁ、うぅ…っ、し、お…っ、しおぉ…っ!」
「っく、冴ッ…!」

 ビクビクビクビクっ!

 腹に飛んだのが、もはやどちらの白濁なのかは判らない。
 抱き締めたまま、汐はそれを掻き混ぜるようにして腰を回し続けた。



 ゆっくりと躯を離すと、冴は茫然とした表情で汐を見る。その顔に、ふと汐は我に返った。

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