in 【屋上】

秋山 汐の場合 5


 
「あぁ、乳首もビンビンになってるよー?」

 くりくりと指で亀頭を擦り、乳首をこねる。途端に冴は唇を噛んで喉を反らせた。

「――っ!」
「ここ、気持ちいー? 先っぽいじる度に、タマがきゅって上がるよ」
「っゃぁ…っ、し、お、…やめ、て…っ」
「その表情イイねー。すっげ煽る」

 遂には涙を流して嫌がる冴に、無性に汐は興奮した。

 友人なのにとか。男なのにとか。そういうことは、どうでもよくなっていた。
 ただ、汐の言動に翻弄されて、恥ずかしいのに感じてしまっている冴が、たまらなく愛しい。

 カメラに用意したフィルムが尽きるまで写真を撮りまくってから、ひくひくと泣きながら肩を震わせる冴に、そっと囁き、

「冴、エロい…俺もフィルター越しに興奮しちゃった、判る?」

 取り出した自らのペ○スを、冴の腿に擦りつけた。
 びくんと冴が震える。

「なっなに…っ? なに、すんの…」
「大丈夫、挿れないから」
「い、れ…? お、おれ、女の子じゃない…」
「うんうん、だから挿れないよー」

 外気に晒された冴の肌は冷たくて、汐の熱くたぎったペ○スを強く刺激した。
 たまらなくなって、汐は冴を抱き締めるようにして、彼のペ○スに自らのそれを擦り合わせた。俗に言う、素股だ。

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