in 【教室】

白井 洋の場合 3


 
「大島クンはどういう風になったら、出ちゃうの?」
「ど、ういう…っ、て…」

 デジカメを撮影モードに変えて、洋はゆっくりとレンズを乳首の付近や下腹に散った白濁に向ける。
 徐々に下へと降りていくカメラに身悶えして、恒太は懸命に脚を閉じようとするが、ぐいと膝を割り込ませると簡単に開く。おそらく腰が痛過ぎて――もしくはイき過ぎて――力が入らないのだろう。

「ここ、今は小さいねぇ…でも、真っ赤だ。なにされちゃったのかなぁ?」
「ゃっ、やだ、先輩…っ、やめて、だ、だめ…っ、そ、そんなとこ、撮らないでッ…!」
「じゃあココは? あー、ココも真っ赤だねぇ。ぴくぴくしてるよ?」

 洋がレンズを向けたのは、先ほどまで本堂のモノを咥えていたはずの、ア○ルだ。
 やだとかやめてとか喚いて恒太が暴れる度に、ひくりと力が加わって収縮し、白濁がとろりと排出されるのだから卑猥過ぎる。
 ある程度その様子を撮影すると、洋は恒太に再び画面を見せた。

「ほら見て、大島クン。君のおしり…ほら、ヒクヒクして…何か出てきたねぇ?」
「やっ! やめ…ッ! いや、見たくないっ…!」
「これはなぁに?」

 よほど大量に注がれたのだろう、手首を解放して指を滑らせると重い液体が絡みつく。

 くすくす笑ってやると、恒太はきつく目を瞑って洋を拒絶した。
 だが、洋はたったそれしきでやめてやるような優しい男ではない。

 ポケットを探り、いつでも撮影ができるように――相手は本命でも行きずりでも構わない――持ち歩いている、クリームを取り出す。

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